あらゆる快適性と爽快なバトルに広大な探索!名作アクションRPG!イース8ラクリモサ・オブ・ダーナ
紹介するには遅い気もするし、次回作も発表されて結構経ってしまったが
9が出る前にやっておいて欲しいということでイース8の紹介!
自分はニンテンドースイッチ版を遊んだけど、
他にプレイステーション4とVITAとPC(steam)でも遊べるぞ。
ストーリーは主人公であり、赤毛の冒険家アドル・クリスティンが
友人のドギと共に客船のロンバルディア号にてエレシア大陸へと向かっていた。
しかし、その旅の途中で巨大な海洋生物に襲われ船は沈没してしまう。
海に投げ出されたアドルは幸運にも島に漂着するが、
そこは独自の進化を遂げた様々な生物が住みつく
呪われた島と呼ばれるセイレン島だった。
アドルは漂着した人たちを探し、拠点を築いていく。
冒険を進めていくと、アドルは夢の中で青い髪の少女・ダーナを見る。
大樹の巫女というものに選ばれた素質の持ち主だが、
何故アドルがダーナの夢を見るのか? 2人はどのように話が繋がっていくのか?
様々な謎と向き合い、島からの脱出を目指す。
難易度は5段階あるが、最高難易度以外は
いつでもメニュー画面から変更可能なので安心してほしい。
最低難易度だとゲーム初心者でも緩く楽しめる程度に、
難易度を上げるとアクションゲームとしても非常に手ごたえのあるものに、
でもザコは ある程度連続で斬りつけられるし
ボスは攻撃パターンを見切れば ほとんどの攻撃すらもチャンスへと変わる。
脱出するために必要なものを探すため、
島をあちこち探索することになるがアドルは地図作りの経験があるということで
歩き回って自分で地図を作ることになる。
だが、プレイヤーのやることは ただフィールドを歩き回ればいい。
知らぬところでアドルが勝手に地図を描いてくれる。
地図の出来で報酬が貰えるので、探索のし甲斐がある。
フィールドのあちこちには素材が貰えるところがあるので、
そういう素材スポットを見つけたり、拠点やフィールド各所にある
セーブポイント兼ファストトラベルポイントを見つけると自動的に描きこまれる。
次の行き先もマップに記載されるし、ゲームの目的を うっかり忘れても
アドルの書記という形で目的をメニュー画面から再確認可能。
素材の大まかな種類すらアイコンで分けて教えてくれるので、
植物系か鉱石系か簡単に わかるようになっている。
二段階構造になっているようなところはないので非常に見やすい。
無人島なので武器や防具にアクセサリーなどは
鍛冶が出来る人に素材を集めて作ってもらう方式なので素材集めは大事。
しかし、1つの素材スポットで複数の素材がポロポロ出てくるし、
仲間も素材を集めてくれるし、素材に ある程度近づくだけで吸引してくれるので楽。
地図作りは当然島を歩き回ってこそだが、
各所に存在する こうしたロケーションポイントを訪れることで
周辺地形が自動的に描きこまれるシステムも。
素晴らしいロケーションが豊富なので積極的に探したくなる。
となると肝心の戦闘はどうなのか気になってくるが、これがまた爽快で楽しい。
攻撃・回避・ガードを駆使して戦うが、操作のレスポンスが非常に良く、
攻撃をキャンセルして回避やガードにも移れる。
ジャンプもあるので、アドルの懐かしい下突き攻撃に浸るのも良し。
ロックオンもあるが、敵の近くで攻撃すれば例え背中側の敵であろうと
自動的に振り向いて攻撃するほどオートロックオンも強めなので
3Dアクションゲームを初めて触る人でも簡単に攻撃が当てられる。
ちなみにカメラは固定式なので右スティックでカメラアングル調整などはない。
3人でパーティを組んでの戦闘を行うが、
パーティメンバーはメニュー画面を開けばすぐに変えられる。
Rボタンを押しながらABXYボタンにスキルを設定して使えるので、
SPを消費して強力な攻撃を繰り出すこともできる。
SPは攻撃すれば溜まるので、ガンガン攻めればガンガン使えるし、
スキルのレベルも上がるので、ひたすらガンガン使っていこう。
ダンジョンの中だと回復アイテムかセーブポイントのスポットに触れないと
HPの回復はしないが、フィールドマップ上だと立ち止まることで
HPが徐々に回復していく。
そのため、点々と休憩を挟むことで回復アイテムの節約にも繋がる。
「HPが徐々に回復するんじゃ、HPが増えてきたら休憩回復が長くなる」
と思うが・・・まあ、多少長くはなれど、立ち止まる時間が長ければ回復するペースが
段々と早くなってくるので あまり長く時間をかけなくても全快できる。
戦闘に慣れてきた人向けのテクニックとして、
敵の攻撃に対してギリギリのタイミングでガードをすると
ダメージを無効化してSPが回復したり
超必殺技ポジションのエクストラスキルを使うのに必要なゲージが増えたり、
さらに一定時間攻撃が全てクリティカルになる。
ギリギリで回避すると一定時間無敵になり、行動がスピードアップ!
ついでにチュートリアルには書かれていないが敵の動きも一定時間遅くなる!
この2つの防御システムのおかげで、ギリギリでも突破口はあるし、
リターンが大きすぎるので ついつい狙いたくなる!
簡単ではないが、敵の動きを見切りたくもなるぜ!
例えボスやラスボスですら例外ではないので、
上手い人がやったら文字通り完封できるぞ!
救助した遭難者にアイテムを渡して好感度を上げたり、
サブクエストがあったり、釣りミニゲームがあったり
時折 拠点へ原生生物が襲い掛かってくるので防衛戦があったりと、
本編とは少し違う横道的な遊びもある。
防衛戦はストーリーで必須な戦いもあるが、
普段は探索中に連絡用の鳥を使って突然の通知が来るが
その時は別に拠点へ戻って防衛戦をしなくても問題ない。
やったらちょっとした ご褒美が貰えるという程度。
可能な限り参加したほうが得ではあるけど、
「今探索がいいところなのに!」という時は そのまま続行しても大丈夫。
ファストトラベルもフィールドマップ上で
メニュー画面を開けば すぐに出来るので いつでも帰還できるし、
セーブだけならフィールドマップ上では いつでもできる。
いつでも中断できて、いつでも再開できて、危なくなったら戻れる。
回復アイテムはメニュー画面を開けば使えるので、落ち着いて使おう。
フィールドマップ上での探索は気軽に、
緊張感のある探索はダンジョンでというメリハリの利いた構成だ。
バトルは簡単で爽快、しかし敵の動きを読んで見切るコアな楽しさもあり。
探索も景色が良い場所が多く、素材も見つかれば宝箱もあったりと
色んな所を探してみたくなる作りになっている。
今作に出てくるキャラは どいつもこいつも良いキャラばかり。
各々に信念を持ち、いい性格ばかりで格好よすぎる。
初見だと「なんだこいつ・・・?」と思っても、
ちょっと会話を見ると「なんだお前・・・いいとこあるじゃねえか!」ってなるぜ!
こういう爽やかな気持ちにさせてくれるキャラばかりだから、
細かく会話を見たくなってくる。
システム面が快適すぎて不便さを全然見つけられない。
あえて欠点を言うなら・・・ドギをプレイアブルとして使いたかったことかな。
ただ、ドギはドギでパワーと技術を見出されて拠点の建築をしているので
出番は無いわけではない・・・どころか、とてつもなく重要なポジション。
エンディングがハッピーエンドで終わっていたイースシリーズだが、
今作は少しビターな感じを残すところで少し評価が分かれるかもしれない。
それと、基本的に原生生物が相手なので、明確な敵というのが居ないのも
魅力的な悪役を求めている人には物足りないかも。
ゲーム序盤でアドルとドギについての話はNPCから聞けるし、
前作までとのストーリー的な繋がりは無いので今作から始めて問題なし。
ミニマップも拡大マップも見やすく隙が無い。
ナンバリングで いきなり8からは手を出しにくいが、
勇気を持って手を出して欲しい。
その勇気に見合うだけの面白さと遊びやすさが待っている。
明るく楽しいアクションRPG、まだプレイしていないなら ぜひ遊んでくれ!