気軽に遊べる操作性も探索も楽しいオープンワールド・シューティング!面白いのにフィギュア関連で印象悪! スターリンク バトル・フォー・アトラス
スターリンク バトル・フォー・アトラス、
クリアしてクリア後も ある程度やったので紹介。
自分が買ったのはニンテンドースイッチ版だが、
プレイステーション4とXbox oneでも発売されている。
なお、ニンテンドースイッチ版と言ってもパッケージ版を購入。
スターリンク バトル・フォー・アトラスはパッケージそのものが数量限定。
店やネット通販で見かけなかったらダウンロード版で買おう。
ただし、最後の方で触れるがダウンロード版を推奨。
ストーリーは、宇宙の支配を目論むレギオンに さらわれた指揮官を取り戻すため、
レギオンに支配された惑星を解放するためにプレイヤーは
宇宙調査団スターリンク・イニシアティブとなって戦うのだ!
ニンテンドースイッチ版ではスターフォックスの面々がゲスト参戦するが、
オープニングでレギオンから攻撃を受けているスターリンクと遭遇し、
悪の軍団であるレギオンを見逃せないという互いの目的と一致、
さらにウルフを探すという互いを協力し合うことで仲間となる。
スターフォックスの面々は無言でウルフ関連の時のみ喋り出す、
などと言うセコいコラボではなくオープニングから
ゲーム各所に挟まれるムービーやミッションの掛け合いにも出てくる
がっつりした絡みっぷりだ。あまりにも絡みすぎてて
他機種版では どうなっているのか見てみたくなるほど。
1つの惑星にいくつもの施設があって そこでミッションを受けたり、
施設建設場所を奪われているので周囲の敵を倒すことで解放して建設。
ミッションを こなしていくとレギオンの被害に合っている人たちが
スターリンクに協力をしてくれるようになり、
勢力を拡大していくことでメインミッションをプレイできるようになる。
冒険の舞台となる惑星は小さいものから巨大なものまで十数個あり、
攻略はチュートリアル部分さえ終われば どこからでもOK。
惑星間航行は非常に時間が掛かるため、ハイパードライブで高速移動も行える。
一度訪れた惑星へはファストトラベルが可能。
宇宙を飛び回っているレギオンの勢力がいることもあるので、
宇宙でも突如戦闘になったりする。
敵を倒せば お金がわりの資源がもらえたり、
プレイヤーの機体を強化できるパーツがもらえたりするので
戦闘を避けてばかりだと別のところで苦しむことになる。
なお、惑星の離脱や突入は大気圏を通っている
間がロード時間的なものだが、そこを加味したうえでも短い方に入る。
ファストトラベルの時ぐらいしかゲーム中に入る長めのロードが無い。
メインミッションが受けられるようになるタイミングは
画面右上を見れば わかるようになっているし、
ミッションリプレイも簡単に行える。
もちろん、メインミッションをプレイせずサブミッションをこなしても
別の惑星へ行って そちらのミッションを進めてもOK。
ミッションは1つずつしか受けられないが、
1つのミッションが手軽に終わるようになっているし、
目的地へはマーカーによるガイドが存在するので迷わずにプレイできる。
それとは別でマップにプレイヤーが目印がわりのピンも付けられる。
施設でミッションをこなしたり資金を渡したり、
敵を倒したり惑星のあちこちを探索することで強化パーツが手に入り、
最大5つまで装着可能。手に入れたパーツは何の能力が上がるか
実際にチェックするまで わからないハクスラ的な仕様なので
いくつもいくつもパーツを手に入れては付け替えたくなる。
強化パーツは武器にも存在するので そちらのパーツも探したくなるし、
拠点を強化すると低レア同士を合わせて1段階上へグレードアップできる
強化システムもあるので、ひたすら集めまくっても損にはならない。
ミッションをこなすとスキルポイントが手に入るので、
それでステータスを底上げしたりアクティブスキルを身に着けられる。
スキルは援護してもらったり一定時間特殊な武器を使用できたりと強力。
フォックスはスターフォックスの仲間を呼び出して一定時間一緒に戦ってもらえる。
数は そう多くないものの、惑星ごとに異なる生物や植物があり、
図鑑もあるし強化パーツ探しも兼ねて惑星を自分から探索したくなる仕組みが良い。
基本的には地面を滑るように移動するホバー走行だが、
もちろん自由に飛行形態へと変形もできるぞ。
戦闘も楽しく、武器は左と右に1つずつセットできて
ローリングや宙返り、地上ではホッピングもあるし
回避が苦手な人は画面左の青いゲージの限り張れるシールドもある。
炎が出るショットなら草が燃える、氷のショットなら相手を凍結と
機体の状態異常だけでなく地形にも さりげない影響を与えるのが細かい。
素材アイテムの概念はあっても基本的に拠点に居る味方NPCへ売り渡すか
極々一部のパーツを作るのに必要ってぐらいで
無理して集めなくて強いパーツは手に入れられるし、
他に お金を集める手段は十二分あるので やらなくても良い自由もある。
武器はメニュー画面を開けば即付け替えが可能。
武器を取り外している時にだけ使える機体固有のものもあるので
そちらを使った方が良い場面も。アーウィンだと武器を外せば
スターフォックスで お馴染みのレーザーが使える。
ゲームを漠然と進めていてもゲーム側のガイドが親切なので
オープンワールドのゲームに慣れていない人でも迷いにくく、
能動的に探索したくなる構造になっているのも素晴らしい。
昼夜の概念もあるが、スピードを上げて飛行すると
時間逆行しているかのように夜から昼へと変わっていったり
昼が あっという間に夜へと変わっていったりといった
不思議な時間の間隔も味わえるのは非常に新鮮。
あえて欠点を言うなら、全体的にシステムが親切がゆえに
一部のミッションが少し説明不足に感じるところはあったかな。
現地の動物をスキャナーで調べるのは、
その動物がいる大雑把な方向しかマップは教えてくれないので探すのが大変。
最大の欠点は、やはりパッケージ版にしか存在しないフィギュア関連だろう。
このゲームのパッケージ版には機体・パイロット・武器2つが付いてくる。
そして別売りの それらのフィギュアを買って付け替えることで
ゲーム内にも反映されて増やしていく。
なお、ダウンロード版にはフィギュア分がデータとして内臓されているので
チュートリアル部分さえ終われば ほとんどの機体・パイロット・武器が使える。
つまり、言い換えれば別売りのフィギュアを買わない限り
パッケージ版は付属のアーウィン、パイロット2人、武器2つしか使えない。
武器や機体やパイロットが欲しいと思ってフィギュアを購入するとなると、
パイロットパックは1000円×4キャラ分
機体は3000円×4機
ウェポンパックは1200円×4パック
ダウンロード版と同じ使用数になるまで
値段は同じぐらいなのにゲーム内で使えるものに差がありすぎる・・・。
しかもダウンロード版でもフィギュアを購入しないと全部は使えない。
フィギュア化されているけどダウンロード版に
収録されていないものも存在するからだ。
ダウンロード版でフィギュアを使うなら別売りの1920円する
マウントキットも必要となってくる。
このあたりが本当にややこしい。
ゲームメディアは この辺を突っ込んで聞けなかったのだろうか。
まず、スターリンク バトル・フォー・アトラスの
フィギュアそのものが全然売っていない。
そして、パッケージ版なら(全然よくはないが)
買ったフィギュアのダブりさえ起こさなければいいものの、
ダウンロード版はキチンと収録されているコンテンツを
ゲームの概要欄から見て買うべきものを見ないと
データのダブりが起きてしまう。ダブってもマイナス面は金銭面だけだが、
物が物だけに、揃えるなら数が数だけに、懐に優しくはないだろう。
フィギュアが無くてもDLCで購入はできるが、
それでも一番安いパイロットで389円。ウェポンパック1つで648円。
それが大量にあるのだから印象はどうしても悪くなる。
文字通り『追加』コンテンツならそうなのだが、
オープニングから一緒にいる仲間を使えるようになるのも
フィギュアかDLCの導入が必須なのは厳しすぎる。
自分は最初、ゲームを進めていけばパイロットや装備や武器が
増えていくのかなと思ったら、最後までパッケージ版付属のものだけで終わった。
フィギュアやDLCを全部買わなくてもいいと言われても、
少しぐらいはゲーム進行で追加されるものがあってもいいじゃん・・・。
ランドマークを探してフラフラ惑星探索も楽しい。
操作性も良く、宇宙や惑星を飛び回るだけで楽しい。
機体のライフは自動回復式なので、イージーモードで遊べば
3Dシューティング初心者でも(3D酔いはともかく)防御力を上げまくったり
残りライフが危ないと思ったら短時間避けに徹して回復を待てば
クリアまでは十分到達できる。難易度を上げればもちろん手ごわい敵が待っている。
しかし、フィギュアのせいで変なところにケチが付いてしまった印象。
フィギュアそのものの出来は良いし、フォックスは装備まで再現、
アーウィンに関しては翼の向きを上下3段階に動かせるという作りにも感心した。
だが、最高のオープンワールドシューティングゲームの足を引っ張ってしまっている。
せめて今買うならアーウィンのフィギュアが欲しいと思わない限り、
多くの装備やキャラが使えるダウンロード版を推奨する。
といってもパッケージ版は数量限定で今、手に入れるのが厳しいかもしれないが・・・。