”悪くはない”けど味付けが薄すぎる自動生成バディコップシューター! RICO
バディコップシューターなる一文に惹かれて購入。
自分が買ったのはニンテンドースイッチ版。値段は2499円。
微妙に半端すぎて困る価格なので、端数の使い道に困る。
ゲーム起動時のムービーを見ての通り、
プレイヤーは刑事となって犯罪者たちを撃ちまくって倒す!
最大2人のバディタイプFPS!!
出動前に持ち込む装備を選択するタイプ。
装備の解禁はゲームをプレイしていけば徐々にされていく。
難易度は2種類。新しい事件か新しい難事件。
これだけで事件を手軽に発生させてしまえる。
ちなみにステージは自由に選べない。
ステージを自由に選べないってどういうこと?
と思うかもしれないが、実はこのゲームのステージは自動生成される。
なので、難易度が普通か高いかを選んだら
あとはゲームが生成するがままのステージを遊ぶこととなる。
ゲームとしてはシンプルな作りで、
部屋に犯罪者が居るので全部撃ち倒す。
全員倒したら部屋をクリアと出てくるので次の部屋へ。
こうして全部の犯罪者を倒しきればステージクリア。
部屋には証拠品が残っていることもあるので忘れず回収しよう。
証拠品は壁越しでもシルエットが見えるようになっているので、
回収忘れをしにくいような設計になっているのは優しさがある。
ここまでだとあまりにも特徴のないFPSに見えるが、
実はちょっとした特徴がある。それは突入するときにドアを蹴り破ると
しばらくスローモーションになる点だ。
これのおかげで一対多でも素早く照準を定めて撃ちまくることで
隠れての撃ち合いではなく、やられる前にやるスタイルのゲームになっている。
隠れながらの撃ち合いではなく
あぶない刑事のような真っ向の撃ち合いなので楽しくは感じるが、
最初から最後までスローにしながら部屋へ突入して撃ちまくる、
という流れに終始しているので飽きが速い。
自動生成ではあるが生成するステージのパターンが少なすぎるのも
飽きの速さの要因になっている。制限時間内に全ての爆弾を解除すろ!
なんてステージもあるが、全ての敵を倒さないと次の部屋へ進めないので
ただ時間制限だけ付けられたような印象にしかならない。
そして、スローモーションになるとはいえ
1人プレイだと1人で全ての敵に対応しなければならないため、
敵の数や配置によっては倒しきれないことがある。
そもそもスロー中だからといえど敵は普通に攻撃してくるので
どうしてもダメージを受けてしまうことだってある。
体力は回復アイテムを使用したときのみ回復させることができるため、
こうした配置や数で徐々に体力を削られていくのは本当に厳しい。
バディタイプのFPSだし、オンラインに対応しているものの
オンラインに全然人がいないので肝心のバディを全く味わえないのも悲しい。
この画像のメッセージに このゲームの全てが詰まりきっている。
スロー中に素早く敵にエイムして倒す、
エイム力を鍛えるようなゲームとしてみれば悪くはない、かな・・・。
決して出来が悪いわけではないんだけど、味付けが薄すぎるFPS。
オンラインプレイに付き合ってくれるフレンドが居れば別かもしれないが、
その場合でも生成されるステージパターンの少なさ、
バリエーションの少ない敵と、あまり長く楽しめる要素はない。
もっとエイム力を鍛える大人のバディコップシューター、
みたいなものとして買うとしても・・・・・・微妙かな。