ひまつぶし

ひまつぶしに書いているブログです。

虚無の横スクロール犬アクション!まるで一噛みで味が終わるガム! .dog

f:id:CooRoot08:20211225153043p:plain今回は12月24日にニンテンドースイッチにて突如配信された
1000円のダウンロードソフト、『.dog』を紹介。

『※本作は日本語に対応しておりません』と書かれているが、
このゲームで出てくる文字はタイトル画面のメニュー項目と
オプション内の項目しかないので日本語が無くても問題ない。

 

 

f:id:CooRoot08:20211225153046p:plain本来なら頭に持ってくる画像はタイトル画面にすべきと思ったが、
なんとこのゲームにタイトルが表示される画面が無いため(なんで?
ゲームアイコン画像を使わせてもらった。

 

 

f:id:CooRoot08:20211225153048p:plainステージは全部で50。
1000円のゲームと思えば大・・・というほどでもないが、なかなかのボリューム。

 

 

f:id:CooRoot08:20211225153158p:plainタイトル通りプレイヤーは犬を操作。
できる操作は左右の移動とジャンプのみ。
ジャンルは横スクロールアクションなので、左から右へと進んでいけばいい。

 

 

f:id:CooRoot08:20211225153202p:plain・・・わけではなく、そのステージにいる敵全てを踏んで倒すことでクリアとなる。
ステージを右端まで行っても何も起こらない。
なお、冒頭に書いた通りこのゲームはプレイ中、
一切文字が表示されないので そのルールに気づくまで
犬がステージを彷徨うこととなってしまう。

 

 

f:id:CooRoot08:20211225153203p:plain敵は何種類かいるが、全て踏むことで倒すことが可能。

 

 

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だが、もし敵に触れてしまうと犬が分解されて死んでしまう。
その場合、ステージ最初からリスタート。
残機の概念はなく、そもそもステージは解禁されたところなら
どこからでもスタート出来るのでデメリットは ほとんどない。

あえて言うなら、そのステージの最初からスタート、がデメリットか。

それでも1ステージあたり1分ほどしか掛からないが・・・。

 

 

f:id:CooRoot08:20211225153336p:plainかなりシンプルなゲームに聞こえるが、犬の判定が微妙におかしく、
この位置にいても右下の敵に衝突したと扱われて死んでしまう。
気持ち大きめに判定を取られているのかもしれない。

 

 

f:id:CooRoot08:20211225153338p:plainそれでこのゲーム、欠点を言うならあまりにもシンプルすぎること。
ステージギミックは何もなく、出てくる敵のグラフィックは
ギリギリ両手で数えられるぐらいは存在するが、
敵は移動速度が遅いか速いかの2種類しか存在しない。
一応画像のような段差をギミックと数えれば そこそこ存在するが
それで『そこそこ』のレベルなので、
ステージの構成自体が最初から最後まで眠気を帯びてくるほどに退屈。
なのにステージ構成を使いまわしているものががあるので、余計にキツイ。

 

 

f:id:CooRoot08:20211225153341p:plainタイムの概念もなく、敵も居ないのに謎の通路があったりと
使いまわしていないところでも疑問が浮かぶところが多数。
ステージも1つあたり1分かかるかなってところなので
50あっても1時間足らずで終わってしまう。


ゲームはボリュームだけで語れるものではないが、
ステージの構成を手抜き、BGMも悪くないぐらいで特徴を感じない。
敵は踏まれるだけの存在で左右に移動する以外なにもしてこない。
ボリュームがないのなら他のところで凝った作りを見せてほしいのに
それが何も感じない。何故犬を操作して雪山や火山を冒険するのかの
ストーリー的な背景が一切存在しないのも虚無感を生み出している。

犬の操作も移動とジャンプしかないので、
操作性に関する話はジャンプの頂点当たりだと
左右移動がちょっとやりにくいかな・・・ぐらいしか言うことがない。

 

 

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自分はステージ30ぐらい済んだところで、
「何故、自分は1週間の激務を終わらせてこのゲームを遊んでいるのか」
という己の人生に疑問を持ってしまった。


しかし、こうも思うのです。
混沌と秩序、相反する事象の鬩ぎ合いこそが現代のゲームだと。
自然界にパラダイムシフトをもたらし続けるように、
ゲーム業界にもパラダイムシフトをもたらしているように。
それこそが現代の歩むべき、進むべき人の道なのかもしれません。

 

 

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