曲にノってリズミカルにバブルを撃ち込む対戦型パズルゲーム! 東方スペルバブル
東方スペルバブルのストーリーモードを全部終えたので紹介。
対戦に関しては付き合ってくれる知り合いがいなかったので
全く語れないことを許してほしい・・・。
ちなみにオンライン対戦はなく、ローカルのみ。
値段は5800円でニンテンドースイッチのダウンロード専売。
東方projectのキャラを使った二次創作ゲームだが、
タイトーが手がけているだけあって堅実な作りだった。
登場するキャラは以上のメンバーのみ。
会話の中で諏訪子や神奈子の名前は出てくるが、それぐらい。
ストーリーは、魔理沙がアリスやパチュリーと共に
外の世界のゲーム機を改良して魔力やら霊力やらで動かせるようにし、
ゲーム画面を空中に投影できるようにするという謎の魔改造を施した。
そのゲームをスペルバブルと名づけ、
せっかくいいオモチャが出来たということで魔理沙があちこちに配りまくる。
それが元で幻想郷にはスペルバブルブームが起きつつあった。
そして魔理沙が喜び勇んで霊夢のところへ
スペルバブルを持ってくるところから物語が始まる。
魔理沙はスペルバブルの営業マンみたいなポジションなので
チュートリアル役も しっかりとこなしてくれる。
ゲーム的には対戦型のパズルボブル。
みんなそれまでの幻想郷になかったタイプの遊びとして大盛り上がり。
早苗さんは外の世界の知識の話を交えたり、
eスポーツの団体を立ち上げるレミリアとか面白すぎる。
ただ、ゲームしすぎて徹夜してるだけのダメウサギっぽい鈴仙。
実際は薬売りの仕事のあと、輝夜姫に夜な夜な突き合わされていたという
このゲームでも苦労人ポジションとなっていた・・・。
半人・半ゲーマーの庭師という
1行だけで色々と言いたくなる2つ名を与えられた妖夢。
ちなみに今作のチルノはバカキャラではなく、
三月精4部に近い格好良さがある。
キャラのボイスはあるが、オプションでOFFにもできるので
「自分のイメージと違う!」って時は使おう。
ただし、キャラ別でON・OFF機能はない。
そろそろゲームのルールを説明すると、
基本としてはパズルボブルと同じく
色のついた泡を飛ばし、くっつけて3つ以上になると消える。
一度に消した数が多いと相手に邪魔玉が飛んでいく。
そうして邪魔玉を送りあってラインをオーバーし、相手をダウンさせよう。
しかしダウンさせて勝利とはいかない。
BGMには東方のボーカルアレンジ曲が使われているのだが、
その曲が終わるまでゲームプレイは終わらない。
ダウンすると、その時の泡の数だけスコアとして獲得し、
時間切れになったらスコアが より大きい方が勝つというわけだ。
パズルボブルとは異なる要素であり、見逃せない要素といえば拍撃。
まとめて同じ色を たくさん消すと、
リズムに合わせてボタンを押すことでスコアにバブルが追加される。
曲によってリズムは異なるし、速めに連続して入力することもあるので
初見の速いテンポの曲だと上手くいかないかもしれない。
次はバブルを消して魔法陣のゲージが溜まると覚醒モードに突入。
バブルを一気に消しやすい状況になり、
一気に拍撃でスコアを消しつつ相手へ邪魔玉を送り込めるチャンス。
覚醒モードになるとバブルの配置が全部固定のもとへと切り替わり、
なおかつ覚醒モードが終わるまで邪魔玉は送り込まれないので
ピンチな状態に突入すると一転攻勢となる。
曲のアレンジがノリやすくていい #東方スペルバブル #touhou #東方Project #東方 #NintendoSwitch pic.twitter.com/oyC1dvuMSY
— ボンテリP (@CooRoot) 2020年2月5日
これだと一方的な展開にならないかと思われそうだが、
ダウンしても反撃モードという覚醒モードと ほぼ同じ状態に突入する。
これでダウンしている間に消しまくって
邪魔玉を起き攻めのようにブチこむことができなくなっている。
そして東方なのでスペルカードも存在。
キャラ毎に異なる能力があり、さらに複数存在。
直接玉を消すものから特定の色へと変えたり
特定の配置へと変えたり、相手に何かしらの妨害を与えたりと効果は様々。
しかし妨害系は相手が覚醒・反撃モードだと使えないので注意。
こうしてバブルを消し、拍撃を行い、
ぶつけると様々な特殊効果のあるバブルと
キャラクター毎の能力を活かし、反撃・覚醒モードを上手く使っていく。
それがスペルバブルの戦いとなる。
たくさん消せば拍撃ができたり覚醒のためのゲージが増えたりするので
自分で意図的に上段からバブルを追加する操作がポイント。
上から追加されるのでダウンに近づくが、
たくさん消すことができれば それだけガンガン攻めていける。
このリスクとリターンを考えて行動するのも面白い。
ついつい欲張ってダウンしてしまったり、
上手いこと一気に消すことで相手を攻撃しつつ
さらに覚醒モードに入って追撃!といったことも。
ストーリーモードは難易度が
「ふつう」と」「かんたん」があるので厳しいと思ったら
難易度を下げて遊ぶことも可能。
あえて欠点を言うなら、ストーリーのラスボスのスペルカードや
クリア後に追加されるルナティックでは鈴仙を筆頭に
一部のキャラが頭を抱えたくなるほどキツイ。
「かんたん」でも厳しいスペルカードやギミックを持っているので
攻略の鬼門といってもいい。ストーリーはキャラ固定だから
使いやすいスペルカードを持ったキャラを使うという手も通じない。
オンライン対戦がないのもちょっと残念。
曲もノリのいいものが多く、良い曲が多い。
二次創作のノリが強い曲もあるので、
そういうのは好みがわかれるかもしれないが・・・。
とはいえ、ただのパズルボブルの焼き直しではなく
似て非なる全く新しいゲームに仕上がっていて面白い。
値段は高く感じるかもしれないものの、
少しでも惹かれるものを感じたら買って後悔はないと思う。
チュートリアルも丁寧だし、1人プレイ用に買っても十分遊べる。
キャラの扱いも全体的に良く、敵役でも「なんだコイツ・・・」となっても
すぐに「なんだ、悪くないやつじゃん!」となるぐらいの扱い。
東方を、特に二次創作から入った人のほうがすんなり入りやすいかも。
一番扱いがいいのは魔理沙かな。このゲームでは文句なしの主役だと思う。