不思議の幻想郷ロータスラビリンス、追加ストーリーアップデート実装! 微妙だった内容は・・・微妙のまま!首をかしげるボス戦!
ついに不思議の幻想郷ロータスラビリンスがアップデート!
発売当初の絶望的すぎるボリュームを拭い去れるのか!?
答え:されなかった。
結論から言ってしまったが、順番に話していく。
まず、ロータスラビリンスというVRダンジョンRPGゲーム的なのに
早苗と天子が挑戦するも、ゲーム内で異変が起きたため
ダンジョン攻略を放棄して異変を解決した。
これが初期バージョンのシナリオ部分全て。
バージョンアップで追加されたストーリーは、
そのロータスラビリンスの攻略を再開するとのこと。
どのようなストーリーが展開されるのか?!
最後の階層にキツいボス戦があって、
それをクリアしたらテンプレートのようなセリフが流れて終了。
塩ラーメンに失礼なぐらいあっさりすぎる内容・・・。
まさか道中にイベントも無く、ボス戦は一応イベントはあったけど内容がひどい。
内容は単純に戦闘内容についてなのだが、
まず基本的なこととして このゲームは大量の仲間を連れて
ダンジョンを踏破しよう!というのがウリなゲーム。
だが、追加ストーリーのダンジョンボスは
こちらの編成そのまんまをコピーしてくるようなボス戦なので
大量の仲間を連れていったら それだけ敵の数が増えて苦戦する。
そして一番の罠は、有料ダウンロードコンテンツのフランドールを連れていると
ボス戦でもやたらと強いフランドールが出てくるので苦戦は必至。
防御力が450あっても話にならないレベル。
このゲームの敵で出てくるフランドールはシャレになっておらず、
マジな話で気がつけば仲間が十人単位で倒されてしまう。
有料だから何もかもを優位性のある内容にしろとは言わないが、
フランドールが純粋に好きで有料コンテンツを買った人が連れていったら
それが裏目に出るような形になるのは ちょっとどうかと思う。
あまりにもボス戦の難易度に差異が生じてしまうし、
そもそも敵の数がこちらの仲間の数に依存するので
連れていく数を少数に留めておいたほうが良いのは
公式サイトにも書かれている売り文句に反するのでは・・・。
追加ダンジョンは他にもあるのだが、
ボスは三月精+クラウンピースという東方三月精の面々。
しかし、東方を知っている人ほどボス戦で
クラウンピースと聞いて嫌な予感しかしないだろう。
知らない人にクラウンピースの能力を説明すると、
手に持った松明の光を浴びせる事で対象を狂わせる能力。
そう、それをボス戦で再現した結果、
フロア全体のプレイヤーと仲間全体を同士討ちさせる狂化、
おまけに攻撃力増大と倍速能力も付与してくれる。
1ターンに2回、異常になった攻撃力で同士討ちしたり
プレイヤーをブン殴りに来るので仲間を連れていると
ボスの姿が画面内に映る前にやられる。
ヘタしなくても2ターン目を迎える前に仲間からタコ殴りにあってやられる。
ついでに言うと、ボスのクラウンピースは画面右下の隅っこ寄りに居る上、
狂化したキャラから攻撃を受ける対象にならない。
狂化が付与されなかったら攻撃力の増大と倍速は付与されないという徹底ぶり。
仲間は印での対策もできないので、単純に連れていく仲間を減らすしかない。
他のダンジョンでは色々なキャラが顔見せをしているが、
公式サイトのダウンロードコンテンツのカテゴリを見ると
少なくとも依姫や豊姫は「冬頃配信予定データ」と書かれているので
このダンジョンを攻略しても仲間にならないことがわかってしまう。
今回のアップデートで一応追加ストーリーは確かにあったが、
透明化で仲間が一方的に殴られる にとりが出る階層が長かったり
大人数でのダンジョン探索がウリなのに それを咎めるようなボス戦と、
いまいちゲームのコンセプトに首をかしげるような内容。
ボス戦も不思議の幻想郷TODR・・・よりも前のころからだが、
アクアスタイルはローグライクRPGで変に初見殺しの要素を詰め込み過ぎている。
防御力450でもあっさり死ぬことがあるって、
テストプレイではどんな装備で戦うことを想定していたんだろうか・・・。
ロータスラビリンスはログの流れっぷりが尋常ではないので
何が原因でプレイヤーか仲間がやられたのかの状況を掴みにくいのもあって
「気がついたら死んでた」ってことが本当に多いし・・・。
仲間の追加は純粋に嬉しいのだが、
「これだけ待ったアップデートにしては何だかなぁ・・・」
と言った印象はどうしても付いてくる。
結局、早苗ルートと天子ルートでやらないと仲間が集まらない
変な水増し要素も変わっていないし。
アップデートが来た現状でも不思議の幻想郷を買うなら、
まだTODRの方を薦めるかなー。
不思議の幻想郷TODRは3から年単位での積み重ねあってのものだから
単純にロータスラビリンスと比較するのはよくないかもしれない。
しかし、実際にTODRを出せてる以上
あれぐらいのクオリティを生み出せる力は間違いなくあるはずだ。
TODRの規模をポンポン出せとは言わない。
が、ロータスラビリンスはアップデート前はボリューム不足な上に微妙。
アップデートしても微妙と歯がゆすぎる。
amazonの商品紹介ページでは優良誤認と言われてもおかしくない宣伝文句。
生放送ではロータスラビリンスは色々なシステムを実験導入しているから
バグが多いかもしれないと言っていたが、バグ以前の内容。
アクアスタイルは、ちゃんとやれば出来るサークルのはずなんだよ。
それが出来ていないから、落胆したり怒りを覚える人が出てくるんだよ。