ひまつぶし

ひまつぶしに書いているブログです。

悪くはないが特筆すべき点も薄いファミコン風の横スクロール弾幕シューティング!Cirno Gets Clever

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スピードワゴン財団に以前プレゼントしてもらった
東方Projectの同人ゲーム、 CirnoGetsCleverを紹介。
amazonだと何故か約2600円で売っているが、
BOOTHだと1200円で売っている。同じBOOTHで体験版も配信中。

 

 

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ストーリーは、チルノが散歩中に妙な箱を見つけ、
その箱を開けると謎の声が聞こえた。

「周りから馬鹿にされることが嫌だろうから
 他人の知恵を獲得する能力を授けよう。」

こうして馬鹿にされることが嫌だったチルノは、
授かった能力をとても喜び、色んな相手と戦って
頭を良くするために上機嫌で空に飛び立っていった。

やや飛ばし気味に紹介したが、大筋的には間違っていないので ご了承を。

 

 

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ゲームとしてはシューティングゲームだが、
ステージ道中にパワーアップアイテムは存在しない。
ステージ開始前にIQを消費してパワーアップするのだ。
単位がIQのせいで、頭を良くするために頭を悪くするという
本末転倒なことに見えてしまうが、あくまでもゲームシステムだから!

 

 

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ちなみに、IQは きっちりゼロまで使いきることができる。
IQゼロのチルノ・・・これはもうダメみたいですね・・・。
色んな東方の二次創作でも、ここまでアホになったチルノは見ない。
IQの値に関係なく、道中の会話シーンなどに変わりはないので
安心してほしい。自分は安心した。

 

 

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ゲームジャンルは横スクロールの弾幕シューティングゲーム
縦スクロールの弾幕シューティングゲーム怒首領蜂を筆頭に、
本家の東方Projectシリーズや、その同人ゲーム何本かでも採用されているが
横スクロールで弾幕は珍しい。play同人で配信されているのは舞華蒼魔鏡ぐらい。

 

  

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移動・ショット・ボム・低速移動と、特筆すべき点は無いけど
弾幕シューティングとして必要な要素は整っている。
操作性もよく、ボムを使った時のスペルカード演出も良い。
ライフ制ではないので、1回当たったら残機が1つなくなり、
全部の残機がなくなったらゲームオーバー。
被弾時に僅かな時間、ボムを使える猶予があるので
その時にボムを使えればミスを回避できる。食らいボムというやつだ。

 

 

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スクリーンショットを何枚か見て わかる通り、
ファミコン風のドットグラフィックを採用。
BGMもファミコン風。このあたりが今作一番の特徴か。

 

 

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かなりグラデーションを使ったアニメーションもあるので、
純粋にゴリゴリなファミコンテイストを求めると違和感はあるかも。

 

 

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1つのステージやボス戦は複数のチャプターで構成されている。
1つあたりのチャプターは短く、集めたスコアアイテムや
カスめることで貰えるボーナス『グレイズ』に
ノーデスやノーボムで追加スコアが貰える。
そのスコアに応じてIQを習得。
こうして獲得したIQをチルノの強化に当ててゲームを進めていく。

 

 

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IQによる強化はステージの開始時にしか使えない。
「あれ?それなら道中で いちいち貰わずクリア時に一気に清算でいいじゃん」
と思われそうだが、それには理由がある。
コンティニュー時にステージの最初から やり直すか、
その場で復活するかでもIQを使えるからだ。
つまり、チルノの強化にIQを費やせば それだけコンティニューがしづらくなる。

 

 

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自分が単純に横スクロールの弾幕シューティングに
慣れていないだけかもしれないが、ステージ2から難易度が高い。
初見プレイは開幕で左の画像の弾幕が飛んできて速攻で1ミスしてしまった。

 

 

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とはいえ、道中でもIQが獲得できる仕様上、
コンティニューできなくなるかもと怯える必要はあまりない。
ステージ最初からやり直した方がIQも多少は取り戻せるので
ボス戦から そのまま再開してゲームオーバーになり続けなければ大丈夫。

 

 

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ボス戦前の会話シーンも本家っぽい雰囲気でいいのだが、
欠点でもある。会話の内容ではなく、文字が少し読みにくい。

 

 

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1文字あたりのサイズを守ってくれているのは拘りを感じるが、
白潰れして前後の文章から何の文字かを推測しなければいけない。

 

 

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空は一度目は無言で攻撃をしてくるのに
二度目で初めて会ったかのような会話シーンが入ってくるのも違和感。
なんで一度目は突然、メルトダウンとかいうチルノを殺す気の技を放ってきたの?!

 

 

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IQの高さがスコアの獲得量にも繋がっているので、
最低限の強化に絞ることでスコアアップになるのは面白い。
BGMやグラフィックのテイストも好みではあるが、
もうちょっと本作独自の味付けが欲しかったかな。

 

 

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個人的にはクラウンピースの身長が大きいのにも違和感がある。
東方キャラの身長に関しては何度も何度もZUN氏に身長比を確認して描いている
東方三月精が非常に参考になるのだが、妖精たちは霊夢の身長の半分ぐらい。
三月精とチルノとクラウンピースは同じぐらいなので、
クラウンピースが ここまで大きいのにはどうしても違和感が出てしまう。
たぶんボス補正的なものだと解釈しよう。