5月30日に届いてチビチビと遊んでいる
ゲームボーイアドバンス用ソフトの
ドクターマリオ&パネルでポンが思ったより遊びやすく、
システム面も細かい作りでゲームボーイミクロが現役な自分にとって
軽く隙間時間に1プレイが向いている良いゲーム。
定価が1900円と非常に安く、
ゲームタイトル通りドクターマリオとパネルでポン2本セット。
かといって何かしらゲームモードが簡素化されているわけでもなく、
むしろ1人用・2P対戦・CPU対戦に
ゲームボーイアドバンス本体を縦にしてプレイする縦モードも搭載の充実ぶり。
縦モードはゲームボーイミクロ用に近いモードな上に
それを踏まえてもも遊びやすいとは言い難いが、
たまに気分転換で遊ぶには悪くはないし、
ドクターマリオには特定のウイルスが光っているので
それを先に消せばクリアとなるフラッシュモードもあって面白い。
フラッシュモードも対戦モードのルールでプレイできる。
パネルでポンも操作のスピード感が大切だが
モタつくことなくカーソルを素早く動かせる。
自分は上手いとは言い難い腕前だが
処理落ちが全くないのでアクティブ連鎖もやりやすい。
ニンテンドースイッチオンライン スーパーファミコンで
配信されたパネルでポンのトレーニング用に購入したが
パネルでポン側はトレーニングがデモ付きで収録。
慣れないうちは かなり難しいパネルでポンの敷居を
多少でも下げる工夫がみられる。
基礎的な部分だけでなく、
様々な状況下で組める連鎖のデモも多数収録されているので
これを見て真似をするだけでも全然変わってくる。
スーパーファミコン版でやって挫折した人も
これを見るだけでプレイへのモチベーションが異なるはず。
もちろん、ただデモは見るだけじゃなく自分の手で操作して
連鎖をすることだってできる実践派なところも。
パネルでポンも1人用・対戦・CPU戦が収録。
しかし、対戦に関する項目がやたらと細かく、
おじゃまパネルを送りあって画面の一番上に到達したら負けになる
従来の おじゃま対戦に加え、一定時間の間に到達するのを競うスコアアタック、
1人用モードのアレンジであるステージクリアモードもあれば
画像を見ての通り詳細すぎる設定を組んでプレイできる。
1人用限定なら詰み将棋的なパズルモードもあり、100問以上ある。
ただし、パネルでポンはヨッシーや妖精やポケモンといったキャラはおらず、
それに伴ってストーリーモードのようなものもない。(BGMは一部収録)
処理落ちをしないようにするためか、相手画面はゲームボーイ版テトリスの
対戦モードのように簡素化された画面が隅っこにでるぐらいなので
細かい相手の状況を判断するには困ることもある。
対戦もダウンロードプレイには非対応で、ソフトが2本ないとできない。
ダウンロードプレイそのものはあるが、1人用のエンドレスプレイのみ。
それでも定価2000円以下で ここまで揃っているのは大ボリューム。
起動速度もモードの切り替えもスピーディで すぐ電源を付けて遊べる。
ドクターマリオ、パネルでポン、共にポーズメニューから
スリープモードへと移行できるので とっさの中断も可能。
2P対戦は流石に今となっては これでやるより
ニンテンドースイッチオンラインで遊ぶ方が良いだろうが、
1人でダラダラと遊ぶには全然良いし、
CPU対戦も自分や相手にハンデを課して
気のままにプレイできるのもありがたい。
パネルでポンのプレイムービーで見て学べる項目が多いのも初心者に嬉しい。
ドクターマリオやパネルでポン、片方目当てでも十分元は取れる作りで
今となっては どれほど居るか わからないが、
ゲームボーイアドバンス(か、レトロフリーク)が現役な人は
このゲームに手を出して損はないと思う。
ゲームボーイアドバンスの良質なパズルゲームを求めるならコレだ。