ニンテンドースイッチの3500円で配信されている
東方幻想麻雀の紹介。2月19日まではキャンペーン価格の3150円。
麻雀ゲームを買っておいてなんだが、
自分は3DSとwiiUで基本無料にて配信されている鳳凰役満、
そしてニンテンドースイッチとプレイステーション4で配信されている
THE麻雀で比較的 最近ルールを覚えたばかりの麻雀素人なので、
あまり深い話は出せない点については先に伝えておきます。
鳳凰役満もTHE麻雀も麻雀初心者がルールを覚えるには良いと思うので、
この場で ついでに宣伝しておきます。
1人+2~3CPUでの対局、
ローカル通信対戦だけじゃなく、オンライン対戦も搭載。
ルールは3・4人に東風戦や半荘戦といった基礎的なものは押さえてる。
ちなみに右の画像のメニューはサッと呼び出せる便利なクイックメニュー。
麻雀をよくやってる人は説明書にある
東方幻想麻雀で採用しているルールに目を通そう。
ダブロン、トリプルロンはあるので
ロン遅れでアガリ損ねがないのはありがたい。
登場キャラは東方紅魔郷から東方天空璋まで。
書籍キャラも抑えているが、さすがに最新作の東方酔蝶華は無し。
キャラ選択画面は作品別・書籍出展で分別して探せるのも便利。
複数の作品に出ているキャラは初登場の方へ分けられ、
霊夢と魔理沙は専用の主人公枠なる区分けに入っている。
イラストも1人1キャラではないにせよ、
かなりのイラストレーターによる提供。
東方茨歌仙を描いていた あずまあや先生も影狼を描いている。
なお、東方幻想麻雀はニンテンドースイッチだと
これが初だが、元々はパソコンでのシリーズ作。
そちらだとキャラ解禁にオンライン対戦が必須のようなものだったが、
ニンテンドースイッチの東方幻想麻雀は
最初から全キャラ解禁されているので、好きなキャラで遊ぼう。
キャラ数が100を超えているのでボイスが無いのは仕方ない。
内容としては麻雀ゲーなので麻雀としか言いようがないが
ゲームのテンポとしては非常に良く、
鳴ける状況になったら選択肢で聞いてくるか
選択肢そのものを出ないようにできるかの設定や
リーチしたあとにアガリ牌が来たとき、自動でアガるかどうかの設定もできる。
リーチする時には何待ちかも教えてくれる。
麻雀初心者にはありがたい配慮。
しかし、東方幻想麻雀は普通の麻雀ゲームにあらず。
ちょっとわかりにくいが、キャラの顔アイコンの下にあるPOWゲージ。
これは牌を捨てるたびにゲージが溜まっていき、
最大まで溜まるとキャラ固有の技が使える。
キャラによっては技2回分までチャージも可能。
イカサマ技あり麻雀ゲームも今となっては珍しくはないが、
でかでかとしたカットインが出てくるのは迫力があっていい。
カットインだけを見たいけど効果表示が邪魔と思われそうだが、
その対局において2回目以降の技発動時には説明欄はスキップされる。
キャラクターの表情は勝ったとき、負けたときで変わるし
カットインはロンの時にも出てくることがあるので、
このあたりは大量のキャラ数を網羅しているだけあって
色んなキャラのイラスト目当てでも使ったり対局相手に選びたくなる。
ミスティアめ、ツモったからといって いい顔しやがって!
宇宙チーとはいったい──
物理で捨て牌を消す修行僧。
麻雀で負けるたびに謎の爆発に見舞われる純狐さんが面白い。
東方三月精4部では威厳あるポジションだった隠岐奈さんも
負けた時にあっけらかんとした表情を披露しているのが
懐の大きさを表していていい。
純狐さん、カットインだとめっちゃ恰好いいのに負けるとなんで爆発するの!?
雀卓によってルールも異なるので、
ここを変えることで似て非なる麻雀を楽しめる。
技禁止の卓もあるので、技なし麻雀をやりたい人はそちらで。
技や雀卓のルールはプレイ中にも確認可能なので、
忘れてしまったり再確認したいときにはメニュー画面を開こう。
ただし、オンラインプレイ中は制限時間があるので注意。
オンラインはルールや制限時間の秒数を選択したうえで
パスワードの設定もできる堅実な作り。
全知な人用の部屋、幻想郷でも限られた人しか入れないだろ!
ゲームとしての作りはストーリーモードの類はなく、
1人で遊べる範囲はCPU3人との対局のみ。
なので1人プレイをメインに考えて買うには やや不向き。
キャラクターもたくさんいるがCPU戦の際に
CPUのキャラにランダム選択がなかったり、
カットインギャラリーやBGMを自由に聞けるモードがないのが惜しい。
多数のイラストレーターや作曲者の腕を振るってくれているので、
それを存分に味わえるオマケモード的なのがあってもよかった。
麻雀を1から学べるモードがないので、
東方二次創作ゲームだ!と喜び勇んで麻雀初心者が買っても
全く楽しめない可能性が高いので、そこにも注意。
CPUの強さを選べないのも
麻雀初心者を卒業した人だと物足りなくなってくるかもしれない。
イラストの大きさも若干統一されていないのか、
勇儀が小さく感じたり キスメが大きく感じたりする。
キスメがでかいのは目の錯覚・・・じゃないよね?
二次創作が豊富な東方ゆえに、イラストの解釈がわかれやすいキャラもいる。
ヤマメは自分には違和感あったかな・・・!恰好よくはあるんだけど!
相手の捨て牌も、もう少し見やすいとよかったかも。
捨て牌から相手が何の役を狙ってるかを考えるのも麻雀の醍醐味だからね。
デフォルトにカーソルを当てておくキャラを
設定する画面では技の効果がわかるのに、
実際のキャラ選択画面では技の効果が表示されないのも不親切。
これは空きスペースの都合上、仕方ないかもしれないが
キャラ選択画面でも技を確認できる工夫が何かしらほしい。
キャラの能力も自分に効果があるもの、相手の妨害、
対局が始まった時だけ使えるものなど様々あるのに
能力のソートが無いのもちょっと不便。
自分に働く、相手に働くとか、それぐらいの分別でいいから欲しかった。
シェイプアップされた内容ではあるが、
テンポも良く作りは堅実で遊びやすい。
麻雀初心者にはオススメしないが、
最低限の遊び方さえわかっていればCPUと遊んでも楽しく、
オンライン対戦も熱くて楽しい。
オンライン対戦でも3人麻雀はできるし、
最低 部屋主と合わせて2人は居れば
CPUを入れて穴埋めが可能なのも気配りができている。
麻雀のルールが最低限わかってさえいればオススメできる麻雀ゲームだ。