タワーディフェンスとシューティングの合わせ技!敵のルートを操作しろ! エックスモーフディフェンス
我々は、このメーカーロゴを知っているッ!
いや、DS-iウェアや3DSダウンロードソフトから
ソフトを出し続けている あのメーカーを知っているッ!
今回紹介するのは、そんなテヨンジャパンのエックスモーフディフェンス!
定価は2000円、5月9日までは1700円で購入可能。
右側の灰色になっているのはダウンロードコンテンツで、
1ミッション500円。全部で3つ。
ゲーム本編とダウンロードコンテンツ3パックまとめたものも存在し、
そちらの定価は3000円、5月9日までは2550円。
なお、プレイステーション4とsteamでも配信されているが
テヨンジャパンが配信しているのはニンテンドースイッチ版のみ。
プレイステーション4はマーベラス、
steamは開発元であるEXOR Studiosによる販売。
プレイヤーはエイリアン側となって地球資源を奪い取る。
もちろん地球人類も抵抗するため、片っ端からブチのめすのだ!
しかし、そう簡単にはいかない。
何故ならプレイヤーは1機。敵は文字通り山のようにやってくるからだ。
資源を奪い取っているタワーを破壊されないようにするには、
技術的に勝っていても1機では とても無理!
そこで画面左下のコストを消費して
効果範囲内に入った敵を自動攻撃するタレットを各所に設置。
こうしてやってきた敵を撃退したりライフを削って
プレイヤーが倒しやすくし、最終防衛のタワーを最後まで守る
文字通りタワーディフェンスゲームだ。シューティング要素もあるけど。
敵が来てステージが始まる前に必ず準備時間が用意されるし、
ボタンを押さない限りスタートしないので事前に準備は たっぷり可能。
さらに敵が通る道もハッキリと わかるので置き場所を絞りやすいし、
タレット同士を繋いでレーザーフェンスを張ることで敵を遠回りさせられるので、
うまいこと誘導できば集中してタレットを置いても十分に効果が出る。
追加コストを支払うことでタレットを より強いものにもできるし、
間違えて置いたって時は取り壊しもできる。
取り壊した場合、コストは そっくりそのまま帰ってくるので損は無い。
置き場所を間違えた程度なら、
タレットを そのまま移動させられる機能もあるという細かい気配りもある。
置き場所も ちょっとしたスペースがあれば設置可能な自由さ。
もちろん地球人類は馬鹿ではないので地上をノコノコ走るだけではない。
航空兵器との合わせ技で自機を狙ってくるし、
地上を走る兵器も普通の戦車がステージを進めると重戦車になっていく。
基本的には防衛対象となるタワーまっ他のしぐらに進んでくるが
道中、移動の妨げにならない程度にタレットを狙ってくるようになったり
レーザーフェンスを通り抜けられる歩兵が出てきたり、
戦車のライフを回復させる特殊戦車も出てきたり、
ボスポジションである超巨大兵器もあるぞ。かなりの多種多様な敵が存在。
敵がやってくるルートは事前に わかる。
しかし先ほど言ったようにレーザーフェンスを設置して道を迂回させたり、
高層ビルを破壊することでも敵を下敷きにしつつ道をふさいだり、
火炎放射器タレットや敵機の爆発なので森が燃えて平地になると
そこが敵の通り道になってしまうといった要素も。
こうしたルートの多彩さが面白く、ルートを塞げるからこその戦略の多様さがある。
プレイヤーの機体も ただ撃つだけじゃなく
前方のみだがシールドを張りながらパワーチャージして貫通弾を放てるが
シールドで敵の攻撃を受けるとチャージタイムが短くなるので
弾幕のような敵の攻撃も一転して こちらの攻撃の機会へと繋がっていく。
ステージとステージの合間にはテクノロジーポイントと
アップグレードポイントを消費してタレット・自機・タワーの強化も行える。
タレットは対空兵器や曲射兵器が、自機はレーザーやミサイル、
タワーは耐久力や一定間隔でレーザーを放ったりといったものなので、
どれにポイントを割り振っても頼りになる。
なお、一度ポイントを振っても何の制限なく振り直せるので
何度でも試行錯誤ができる優しい設計。
基本的に街中での戦闘なので大きな建物や高層ビルが多いが、
破壊の描写はダイナミックだし、崩れたことを想定して
ちゃんとビルの中も作ってあるのが細かい。
怪獣映画のように車も爆発で盛大に吹っ飛んでいく。
あえて欠点を言うなら敵の数が中盤に入る前から
敵の数が めちゃくちゃ多いのに難易度をイージーにしても硬いところ。
手ごたえがあるとも言えるが、シューティングゲームの腕前と
的確にタレットを配置するタワーディフェンスゲームの腕前、
両方を身に着けていないと厳しい。難易度ハード以上は本当にキツイ。
1ウェーブ単位でコンティニューポイントが設定されているので
ゲームオーバーになっても即座にやり直せるのは良いところ。
サバイバルモードでも尋常じゃないほどの数が出て
殺意が早いうちから高すぎるのも気になった。
爽快さを求めると間違いなく痛い目を見るが、
敵の進路を制御できるタワーディフェンス+シューティングは新しく面白い。
ゲームとしては面白い部類に入るが、見逃せない欠点があるのも確かなので
欠点をどこまで許容できるかなので、個人的にはオススメしたいが
大手を振れるかというと難しい微妙なポジション。
「難しいがリトライは用意」「敵が硬め」
「シューティングとタワーディフェンスの両方をこなさなければいけない」
のあたりを受け入れられる人なら買いかな。