スパロボT、1周しかしてないけどクリアまでやったので紹介!
2週目も男主人公でチビチビとやってるけど面白かった!
似たような方向性のスパロボVはプレイ済み、
スパロボXは未プレイだが知り合いがやっているのを少し見たことある程度。
スパロボTはスイッチ版のプレミアムアニメソングエディションを購入。
スパロボはガンダムやスーパーロボットなど
様々なロボットアニメ作品に登場するロボットとキャラによる
クロスオーバータイトルで、ジャンルはシミュレーションRPG。
28年も続く老舗キャラゲーシリーズでもある。
任天堂据え置き機では変化急なタイトルが多かったが、
ド直球なターン制シミュレーションRPGはスパロボ64以来?
ロボット作品・・・?じゃなさそうなのもあるが深くは気にせずに!
シナリオは超ざっくり言えば「地球が侵略される!みんなで戦うぜ!」。
シナリオは今作単体で完結しているし、
初心者向けのチュートリアルもあるので
過去作のネタは少しあれどシリーズ入門に最適。
フィールドはマス目に区切られている昔ながらのシミュレーションRPGだが、
スパロボ独自のシステムも搭載。代表的なのは精神コマンド。
これはキャラによって異なる精神コマンドがあり、SPを消費することで
1ターンの間だけ命中率が100%になる、1回の戦闘だけ敵の命中率が0%になる、
ユニットのHPを回復させる、撃破した時に入手する資金2倍など様々。
精神コマンドは戦闘開始直前の確認画面でも使えるので
「強い敵に狙われた!どうしよう!?」となってもSPがあれば
どうにか凌ぐことが可能。SPがなかったら祈ろう。
『Shoot Down!』の表記で撃墜できるかどうか
一目でわかるので戦略も立てやすい。
ただし、この表記は援護行動は考慮されているが
クリティカルが考慮されていないので、
思わぬところで不意をつかれないように。
今作からの新システムとして、精神コマンドの似て非なるサポーターコマンドが登場。
これは原作で重要キャラだけど戦闘には参加しないキャラが
S-SPと言う特別なポイントを消費することで
精神コマンドよりも強力な効果を得られる。
全キャラ共通で受けられるものの、
S-SPはサポーター全員で共有なので乱用は効かないが
これまでよりも小回りの利く戦術も可能になっている。
レベルが上がるか敵を撃墜すると加算されるExCを消費することで行える
エクストラアクションは、移動力を+2した上で敵や地形の影響を受けないとか
1ターンの間すべての攻撃がクリティカルになる上
ダメージアップ系の精神コマンドとも重複するとか、
使用した後に敵を撃墜できれば もう1回行動可能になるとか
要所要所で使えば爆発的な効果を得られる。
戦艦のみ行えるエクストラオーダーは味方ユニットに影響を与える支援系。
こうして一気に紹介すると複雑そうに見えるが、
実際にゲームで1つ1つの要素を触れていくと
かなりシンプルな範囲に収まっている。基本的な難易度は低めなので
エクストラアクションやエクストラオーダーは使わなくてもクリアは十分可能。
と聞くと ぬるいゲームに思えるが、
ほとんどのステージに存在するSPポイント獲得条件を狙うと大変。
一部はユニークなものが存在するけど基本は早解きや
短いターン数以内にザコを全部倒してからボスを倒せなど。
これの獲得を狙うと ちょっとした詰将棋になってくる。
全獲得を狙うとゲーム序盤からエクストラアクションを使いこなす必要がある。
もちろん完全に無視してもゲーム進行に問題はない。
ちょっとピリ辛に楽しみたいときは獲得を狙い、
のんびりゆったり楽しみたいときは無視という
高めの難易度と優しい難易度の両立をしているシステム。
1ステージ1回のみ使えるユニット固有の能力もあるので、
SRポイント獲得を狙う時には こうした能力も大きな力になる。
メルティングサイレンや海賊戦法は非常に便利。
お気に入りの機体やパイロットは資金やTecポイントで
とことんまで強化できるので、
好きなキャラを大活躍させる楽しみもスパロボならでは。
スパロボVは特殊技能の習得が少し面倒なところはあったが、
今作は好きな特殊技能だけを習得させられるようになっている。
特殊技能も精神コマンドに負けず劣らず多種多彩。
HPが減れば減るほど強くなる底力や
特定の条件で与えるダメージが増えたり受けるダメージが減ったり、
消費するエネルギーを節約したり、有用性の高い物ばかり。
機体は改造だけではなく強化パーツをつけて
ステータスを底上げしたりバリアをつけたり、
1ステージ1回だけ強力な効果を受けられたりするものも。
あまり細かく触れすぎると大変長くなってしまうので
このあたりで切っておくが、1つ1つの要素はシンプルだけど
多種多彩なので単純に遊べるけど奥が深い仕上がり。
もちろん戦闘アニメも鮮やかに動いて格好いいものばかり。
今作はカットインアニメーションが多めかな。
久々の登場のGガンダムに新規参戦のカウボーイビバップは力が入っている。
個人的にマジンガーZは もっと動いてよかった気はする。
非常に力の入ったアニメーションなのにロード時間が短く、
細かい特殊セリフが多いので色々見てしまう。
シナリオの出来はネタバレしたくないのであまり触れられないが、
オリジナル男主人公の性格は面白くも真面目で格好いいし
Gガンダムは原作再現後だが、スパロボTの世界観だからこその描き方。
シャッフル同名の迷ってる期間が長い気はするが、話の流れとしては好き。
個人的に好きな会話は、いわゆるスパロボ御三家と言われる
アムロ、竜馬、甲児の会話。この3人のフランクな掛け合いは
スパロボTの大きなウリにしていいレベル。
スパロボシリーズをプレイしている人ほどニヤけてくると思う。
会話シーンも専用の1枚絵が多数入っているし、
スパロボF以来の原作アニメーション挿入もある。
シナリオは良く、戦闘アニメも良く、システムも難易度も良い。
あえて欠点を言うなら、戦闘アニメがスパロボVやXから
使いまわしているものが少なくないところか。
根本的なシステムもVとXのものを使いまわしているので、
うち1作でもやってるとシステム的な新鮮味は薄いと思う。
スパロボKにはあったヴァンの『チリーン』が無いのも不満。
アニメーションに気合入ってのはいいけど、武装が少なすぎるユニットも。
とはいえ、ニンテンドースイッチから入る人には文句無しに薦められる入門用。
テンポも良く、間違いなく楽しいので興味が湧いたら購入していいレベル。
色んなプレイスタイルを受け止める懐の大きさもあって、
やっぱりスパロボは何だかんだ素晴らしいキャラゲーシリーズだぜ!