春日一番の熱く優しい男が立ち向かう冷酷な裏社会の物語! 龍が如く7 光と闇の行方 ファーストインプレッション
ジャッジアイズをクリアして龍が如く本編シリーズにも
興味を持ったので、セールだった龍が如く7を購入。
クリアがどれぐらい先になるかわからないけど、
今のところ細かい不満点はあれど面白い。
主人公は極道組織「東城会」の三次団体「荒川組」に所属する春日一番。
ある日、組長の荒川真澄から若頭の沢城丈が他の組員を殺めてしまい、
全面戦争を避けるために犯した罪を被るよう頼まれ、組と組長のために出頭する。
18年後、春日は長い刑務所生活を終えて出所するが、
警察の施策によって東城会は崩壊しており、警察と裏で繋がっている
関西最大の極道組織「近江連合」に支配された神室町であった。
この現状を招いたのは かつての組長の荒川と知り、
何故 東城会を裏切ったのか? 18年の間に何があったのか?
その真意を直接確かめるべく、春日の新たな戦いが始まる。
ジャンルは これまでのアクションとは異なり、なんとRPG。
技はボタン連打や丁度ボタンを押すと威力があがる、
敵の攻撃に合わせてボタンを押すとダメージが減る、
といったものはあれどコマンド型のRPG。
シンボルエンカウント式なので何時でも戦闘したいときに
戦闘できるわけではないが、ザコ戦ぐらいならオートで任せても全然OK。
しかし敵がヤクザ、チンピラは まだしも、
態度の悪いサラリーマンやホスト、風俗にいってきたようなオッサンなど
ロクな敵がいねえ! きたないRPGだなぁ・・・。
主人公たちはドラクエのように転職できるシステムもあるのだが──
現代を舞台にされると世知辛すぎる絵面となってしまう・・・。
ゲームバランスは ややシビアに感じるところはあれど
まだまだクリアまで遠いので何とも言えないが、
ストーリーは荒川真澄のクッソ格好いいところを出しまくって
春日が惚れこむのも無理はないと思わせつつ突然の裏切りを出してくるので
プレイヤーが春日に気持ちを入れ込む余地をたっぷりを与えてくれるし、
風俗で生まれて父も母も知らずに育って裏社会に身を置いた春日だからこそ
人の言葉の裏を読み取り、そこに秘められた情を感じ取るのが実に良い。
春日はバカなキャラではあるが、理解力はあるし人情も強い。
ジャッジアイズでも色んな人に協力はしてもらっていたが、
3人1組のパーティを組んでの行動が様々なシーンで活かされている。
相変わらず遊びのスポットも多く寄り道したくなるが、
RPGということで どうしても序盤だと強い敵が居るところは
思うように探索できずストレスになったり、
戦闘はリアルタイムで進行するわけではないので
ゆっくりプレイはできるがコマンド選択画面中は
終始敵味方フラフラしているので、それで範囲攻撃が当たらなかったりする。
範囲攻撃の範囲がどれぐらいかをハッキリ描写してくれればなぁ・・・。
クリアまで遊べていないし、龍が如く1~6をプレイしていないので
過去作と比較してのプレイ感覚は何とも言えないが、
7は春日一番という面白いキャラを上手く使えている気がする。
ストーリーも最初から先が気になる銅線を引いて
プレイヤーを引っ張りまくってくれる。
春日一番と仲間たちの物語が
最終的に自分をどこへ連れて行ってくれるのかが今から楽しみだ。
少なくとも体験版をプレイして興味の湧いた人なら買ってもいいと思う。