操作は簡単!視覚的・感覚的にわかりやすい格闘ゲーム入門編!しかし読み合いは熱く! ファンタジーストライク
12月2日、ニンテンドースイッチにやってきた
基本無料の格闘ゲーム、ファンタジーストライクが熱い。
リアルの知り合いと時間を忘れて殴り合ったほどだ。
steamでは以前からリリースされていたが、
ニンテンドースイッチでも このたび無事にリリース!
海外限定でならすでにスイッチとプレイステーション4で
配信されているものの、まだ現時点でプレイステーション4版の配信日は不明。
基本無料ではあるがキャラクターは全部使える。
モードがオンラインの野良対戦と1試合だけのフリー対戦のみ。
課金することでモードの解放、衣装などが増えていく。
まず、ゲームを起動すると いきなりのチュートリアル。
ギルティギアxrdのように移動の仕方から始める。
風船を割るところもギルティギアxrd。
まだリアルの知り合いと十数戦しか殴り合えていないので
キャラクター間のバランスについては上手く触れられないが、
操作が非常に簡略化されているのが大きな特徴。
通常攻撃・必殺技1・必殺技2・投げ・超必殺技・ジャンプの6つ。
ジャンプボタンはあるが、オプションで↑キー入力でジャンプすることも可能。
攻撃や必殺技は前・後・空中の入力で変わる。
基本的に前入力しながらだと前進しながら攻撃が多く、
後ろ入力だとリーチがやや長めな攻撃だけどガードされると不利がつきやすい。
だが、それよりも格闘ゲームとして大きな特徴がある。
まず、体力がゲージ性ではなくメモリ式になっていて少なくて5、多くて8。
最弱の攻撃を当てても絶対に1減り、超必殺技でも2しか減らない。
『しか』とは言ったが、体力そのものが低いので通常攻撃一発でも痛いし、
飛び込みからのコンボは空中攻撃・地上攻撃・キャンセル必殺技の
3HITのみだが体力メモリが3も減ると考えると恐ろしい減りだ。
上段・中段・下段の概念がなく、しゃがみもない。
ガードは普通に後ろ方向へ入れればできるので、
そのガードが投げ以外に全て対応して受け止めてくれる。
格闘ゲームの敷居を上げている要素として、
ガードされた時・当たった時の有利・不利フレームがあるのだが、
このゲームは攻撃を当てた時の赤い丸十字エフェクトが出たら攻撃側が有利。
エフェクトの大小で、より有利不利が伝わる仕組み。
青い丸十字エフェクトが出た攻撃をガードされたら攻撃側が不利、
といった具合で視覚的に伝わるようになっている。
他にも白く光っている時は無敵、青く光っている時はスーパーアーマー、
緑は当て身など、視覚的に技の性質を教えてくれている。
上・中・下段の区別がないとなれば投げで崩すのが鉄板。
・・・なのだが、ただ投げを仕掛けにいっても返り討ちにあってしまう。
なんとこのゲーム、何の操作もしていないときに投げを受けると
自動的に相手を投げ返すヨミカウンターが発動。
ただ投げ返して相手にダメージ!だけでなく、カウンターした側の
超必殺技ゲージが一気に満タンまで溜まる すさまじい恩恵を受ける。
しかし、ヨミカウンターは何の操作もしていなければ発動しない。
ガード入力すらしてはいけない。
なので、ただ防御の選択肢とだけ見ても
ガードを入力して打撃を受け止めるか、
何も入力せずに相手の投げを返すかの2択がある。
ガードするにしても、しゃがみがなくその場で固まってガードができないため、
相手が攻撃しないとガードが出ず、自ら後退して画面端を背負うリスクもある。
コマ投げはヨミカウンターを無効化できるので投げキャラが強い。
と思いきや、実はジャンプの移行モーション3Fの間はコマ投げができない。
しかし通常投げはその3Fを投げることができるので
うまいこと差別化しつつ飛びの強さの方向性が
また1つ違った味わいを生み出している。
格闘ゲームにつきものであるトレーニングモードは非常に充実。
技を出したら即座に発生・持続・硬直・くらい硬直・ガード硬直・有利不利フレーム、
キーディスプレイ、2P側の簡単な制御、
1Fずつのコマ送りと、かゆいところに手が届く作り。
しゃがみの概念がなく、必殺技の数も少ないので
1キャラ単位で見ればストリートファイター2よりもやれることは少ない。
しかし、それ故に1つ1つのアクションがキャラクターの個性を引き立てている。
格闘ゲームはキャラクターの技の性質を覚えるのが大変だが、
キャラクター選択画面では必殺技・超必殺技の性能を教えてくれる。
無敵やスーパーアーマーについても教えてくれているため、
先にトレモ籠りをしなくとも多少は初見でプレイが可能。
便利な技は「多様しよう!」と書かれている大雑把なアドバイスだが、
慣れないうちは遠慮なく多用していこう。
あえて欠点をいうなら、プレイ人口そのものが少ないのでマッチング自体がしにくい。
体力が少なく、コンボもそう多くないしコンボダメージも近いものが多い。
となればプレイヤーの強さをわけるのは純粋な相手の動きを読む力と、
敵と自分の技の強み・弱みの知識に繋がってくる。
ただ、体力が少ないためプレイヤーによっては読みあいよりも
強い行動を押し付けて一気に決着をつけるスタイルも通ってしまうこともある。
そのあたりは場合によりけりなんだろうが、
ガードキャンセルやバーストのような切り返しのシステムがないこともあるだろう。
めくりを用いた攻め手が多くのキャラにあるのも慣れないとガードが難しい。
実際に試すまでわからないのだが、
オンラインの野良対戦は最初からできても
フレンドとの対戦は課金で お互いアンロックしないとプレイできないため注意。
ゲームの出来はいいのにプレイヤーの人口が少な目なのも痛い・・・。
しかも現在、スイッチ版から課金でアンロックしようとすると
ゲームが確定で終了する不具合つき。
このゲームは独自のアカウントを作っていて、
steam版や海外プレイステーション4版ともクロスプレイが可能だが、
そちらでアンロックしていれば同期してスイッチ版でも遊べるようになる。
とはいえ、公式のアナウンスでは近々修正される予定なので、
大急ぎでなければ待つのがいいかな。