果てしなく深い井戸を靴型兵器で突き進め! Downwell
プレイステーション4とVITAではフリープレイになったのを持っているが、
いつでもどこでも出来て起動も早いからスイッチ版でプレイしたぞ!
値段も500円と手ごろだったのもある!
フリープレイでダウンロードはしていたものの全然やってなかったため、
本格的にプレイを始めたのも実質的にスイッチ版から。
どういうゲームかと言うと、
タイトル通りwell(井戸)をDown(降りる)内容。
果てしなく深い井戸を下っていく2Dジャンプアクションシューティング。
プレイヤーは靴型兵器のガンブーツを駆使して
敵を撃ったり踏んだりしながら、毎回地形が変わる井戸の最深部を目指す。
ビジュアル面でも白黒赤と3色なのが特徴的。
操作は簡単。左スティックか方向ボタンで左右に移動し、
Aボタンでジャンプ、空中でAボタンを押すと靴底から真下へ銃撃を繰り出す。
ちなみにジョイコン横持ちでもプレイ可能。
銃撃は ただの攻撃手段にあらず、一瞬ホバリングするため
これで落下速度を多少制御できるというわけだ。
敵を踏んでも攻撃として成り立つので、踏みつけは非常に大事。
弾の制限はあるが、着地するか踏みつけると リロードされる。
だが、もっと大事なのは連続で踏み続けるとコンボとなり、
一定数のコンボに到達してから着地すると
お金(ジェム)が入ったり弾数が増えたり体力が回復したりと、
かなりグレートな効果が揃っているので可能な限り狙いたい。
お金の概念をサラッと出したが、
たまに横穴が開いていて武器が1つ置いてあったり店があったりする。
店では体力回復アイテムや銃弾の最大値が増えるアイテム、
体力の最大値が増えるアイテムがあるので、可能な限りジェムを拾って進もう。
他にもステージ一区切り分クリアすると
ランダムで3つ表示されるアイテムの中から1つ選択して入手できる。
これらの要素を その場の状況から最適だと思うものを選んでゲームを進めていくのだ。
クリアまでだったら多少ゆっくりやっても10分で終わるだろう。
しかし、そう簡単には行かない。根本的な難易度が高めだから。
ランダム生成なので先に何があるのか わからないのに罠があったり、
下方向にしか攻撃できないのに横から突っ込んできたり
スルーした敵が上から突っ込んできたりする。
慣れないうちは これらの要素に苦労させられ、
全然先へ進めないままやられてしまうはずだ。
だが、コンボの存在に気付くと お金を稼ぎやすくなり、
回復アイテムも比較的購入しやすくなってやられにくくなる。
なお、横穴には時間が止まるバリアっぽいのがあるので、
コンボ中であっても横穴に入る分にはコンボが途切れないようになっている。
一方でコンボを狙いすぎると無理して踏みに行こうとしてダメージを受けてしまう。
だからこそダメージを受けないよう、ガンブーツの扱いが少しずつ上達していく。
この道筋が実にニクい。恩恵を受けようとすればするほど
ちゃんとゲームが上手くなるように繋がる導線になっている。
コンボで稼げるから お金は無視してもいいかなと思っても、
お金を取り続ければジェムハイ状態となって攻撃力が上がるという恩恵もある。
まとめると、決して簡単なゲームではないが
500円という値段に反して骨の髄まで遊びたくなるタイプのゲームだ。
1プレイ10分ほどで終わる手軽さはありつつ、
ランダム生成なので同じゲームプレイは全く存在しない。
ただ降りていくゲームではあっても、似て非なる新鮮な気持ちで毎回プレイできる。
あえて欠点を言うなら、ラスボス戦が画面揺れで見づらいことか。
アクションゲームが好きな人なら、
まだ遊んだことがない人なら ぜひとも購入して遊んでみてほしい。
経験が頭ではなく指先に染み込んでいくタイプの傑作だ。
スイッチ版は画面を縦に置いてのプレイもあるので、
画面を大きくして遊べるのも楽しい。気分転換にもなるし、迫力も出るぞ!