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ポケモンの生活・しぐさの一瞬を狙って撮影! 未開の大地のポケモン調査! Newポケモンスナップ

今回紹介するのはニンテンドースイッチ
Newポケモンスナップクッパプリペイドカードキャンペーンで
購入したチケットと引き換えでプレイ。
ゴールデンウィーク中は だいたいこれで過ごした。
ちなみに64版は未プレイ。

 

舞台は草原、ジャングル、広大な砂漠、海など
様々な環境が点在する島々のレンティル地方。
そこに暮らすポケモンの生態や環境については調査がほとんど行われていない。
主人公はカガミ博士からの依頼で、島々に生息するポケモンを写真に撮り、
この島だけに起こるイルミナ現象と呼ばれる特別な現象と合わせて
ポケモンの生態を調査しよう!というゲーム。

 

 

プレイヤーは決まった場所を自動操縦するネオワン号に乗って
色んな方向を見てはポケモンを探し、写真を撮っていく。
ポケモンを上手く撮るにはポケモンを中心に収めてシャッターを切る。

 

 

道中に出てくるポケモンは野生のものだが
ただ無意味にポケモンが うろついているわけではなく、
そこで暮らしているポケモンの表情やしぐさが当然あり、
ネオワン号からリンゴを投げることで食べる姿を映したり
リンゴを発見したポケモンがそちらへ行くので誘導に使ったり、
音楽を流せるのでポケモンが踊ったり こちらに顔を向けたりするので
特別なしぐさや表情を正面から収めるのに役立つ。
こうやって自分だけのポケモンフォト図鑑を作りあげていくのが
このゲームの醍醐味であり、最大の楽しさと言える。

 

 

撮った写真は1枚1枚 採点される。
ポケモンを大きく写す、、中心に来るようにする、
カメラ目線、何かしぐさをしているか、
他のポケモンも一緒に写っているかなどが基準となって高得点に繋がる。
1ステージあたり4~5分で終わる手軽さもある。

 

 

他のポケモンが写ってる必要あるの?
と思われそうだが、ゲーム内ではポケモンの生態調査のため、
どんなポケモンと一緒に生息しているのかが大事と理由付けがされている。

 

 

やはりNewポケモンスナップではゲーム本編ではあまり見ることができない、
アルセウスで一面を垣間見えるぐらいだった
野生ポケモンの普段の暮らしを垣間見ることができるのがウリ。

 

 

こうしたトレーナーが誰もいない環境に住むポケモンの様子を
グラフィックも良い方だし表情もリアクションも豊富なので
どんな一面を撮影しようかなと悩ませてくれる楽しみがある。

 

 

ポケモンの状態やポーズによって異なる保存枠が4つあり、
点数は低いかもしれないけど構図はこっちのほうが好き!
っていうのを別で残すこともできる。


博士から撮影のコツみたいなのを採点の時に言われるが、
小さい背中しか写って無かったり、ほとんど草むらしか写って無くても
このように優しい言葉をくれるので、上手く撮影できなくても
精神的なモチベーションが保ちやすい。

 

 

草原やジャングル、海など好きなステージを選んで自由に撮影できるが、
撮影した点数が累積していき、一定値まで到達すると
調査レベルが上がって低いと出てこなかったポケモンが出て来たり
それまで見せなかったしぐさを見せるようになるので
何度も同じ動きのするポケモンだけを見る退屈なものにもなっていない。

 

 

舞台は大自然なので環境音が良いBGMがわりになっているし、
ポケモン達の鳴き声、昼夜の概念もあるので夜だと寝息が聞こえたりと
耳を澄ませて聞き入りたくなるほど音響の作り込みにも驚かされる。

 

 

写真は採点の対象外にはなるがエクストラ撮影機能を使うことで
ズーム機能を使ってアップで再撮影したり、フレームをつけたり
スタンプで装飾したり ントラストや明度を調整をして加工し、
インターネット上にアップロードすることで全世界に公開が可能。


他のプレイヤーの写真も見ることができて、
いいなと思った写真にはメダルを贈ることができる。
写真を上手く撮れたかを見せるだけではなく、
加工した写真もアップロードできるので
加工のセンスの方面でも楽しめる。こうした様々な写真を見せあって
遠巻きに交流を楽しむこともできるのは本作らしいオンライン要素と言える。

 

 

欠点を言うなら、ゲームそのもののペースが全体的な遅めなこと。
調査レベルで出現ポケモンやしぐさに違いはあっても、
何回も同じ場所で繰り返し撮影をするときなどは
既に撮りまくったポケモンしか出てこない場所は単純に待ち時間になってしまう。

 

 

出てくるポケモンは約220種類、リージョンフォームもあるとはいえ
さすがに全体数を考えたら4分の1ほどしか出てこない。
伝説系のポケモンも登場するが、基本的にはクリア後だったり
特殊な隠しルートへ行かなければ出てくることすらなかったりする。

 

 

一応ストーリーはあるのだが、クリアまで行くには
一部わかりにくいステージ分岐を発見しなければいけない。
そのあたりのヒントも全くないわけではないが、
ちょっとわかりにくいものもあったかな。

 

 

人によってはフィールド上で自由に生きているポケモンを撮影する、
という内容を想像しているのかもしれないが、
実際は決まったルートを自動で走る乗り物でゴールへ行く前に撮影するので
静かに近寄ってポケモンたちに交じったり
追いかけたりして撮影、というのを想像していると肩透かしをくらうかも。


ステージ数も昼夜別ではあるがそれでも全体数は少なく、
もっと色んな環境でポケモンを見たかった、と思う人もいるはず。

 

 

やりこみ要素として、

特定のしぐさの撮影をしてほしいと言われるリクエストがあるが、
「このポケモンってこんな動きするらしいよ!」
「他のポケモンが関係しているかも」「特定のタイミングでアイテムを使うんだよ」
など、ヒントが漠然としすぎてわかりにくい。

 

 

一部ポケモンは特定のしぐさを撮るためには、
特定のタイミングで近くにいる別のポケモンにアイテムを使ったり
ステージギミックを作動させたりしなければいけないなど、
「そこまでしないとそんなしぐさしない?」
なんて言いたくなるような まわりくどい謎解き要素もある。

 

 

しぐさの引き出しや謎解きに使うアイテムも
妙に山なりに飛んでいくので遠くのものに当てるにはコツが必要。
撮影のゲームなのに、そういった射撃のコツを掴む必要もあるのはやめてほしかった。
ポケモンの世界の科学力なら水平に飛んで行ってくれてもよかったような・・・。

 

 

ポケモンの写真を撮る、それで自分だけの図鑑を作る、
誰かの写真を眺めて楽しむ、ポケモンたちの生活を眺める。
良くも悪くもそういうゲームなので、
こういった要素に興味が湧かなければ全く楽しめないと思う。

 

 

そういったものに興味があれば間違いなく楽しめる。
ポケモンたちがさまざまな環境で生きている姿の作り込みはよく、
同じポケモン同士が集まって踊っていたり
別のポケモンと一緒に仲良く遊んでいたり、
進化前と進化後が親子のように描いているシーンもあって微笑ましい場面もある。
そういった生活をしているポケモンは進化後のポケモンにリンゴをあげると
進化前の小さなポケモンへあげに行ったりするので
共に生活している雰囲気作りとしては細かい作りが非常に良い。

 

 

ただ可愛いしぐさだけじゃなく、
キテルグマが機嫌が悪いと唸りながら向かって来たり
サメハダーがぐるぐるまわりながらこちらを睨みつけて来たり、
オオタチを狩ろうとしているグラエナの群れなと、
アルセウスのような野生の怖さも描いている。

 

 

かなり合う・合わないがハッキリ別れるゲームだが、
ゲームオーバーの類はなく、のんびりポケモンたちと触れ合いながら
自分だけの写真で図鑑を作っていける面白さは本作だけなので
興味のある人は ぜひともポケモンの生態をカメラ片手に調査してほしい。