ひまつぶし

ひまつぶしに書いているブログです。

掴みどころがない奇妙な心理テストゲーム! 大洪水の物語

今回紹介するのはsteamで410円にて配信中の大洪水の物語。
steamのトップページにあった、ローグライクゲーム特集を除いたら
このゲームがあったのでローグライク・・・?と思いつつ興味本位で購入。

 

 

オプションを開いた時、
文字が切れている、『戻る』ではなく『返す』になっている等、
文章から漂う違和感が隠しきれていない。

 

 

ストーリーとゲームのルール的なものは

『ある日突然神様が大洪水を起こしました。』
『プレイヤーはイカダに乗っています。』
『プレイヤーは大切だと思うものを5個だけ船に乗せられます。』

これだけ。
プレイヤーはイカダを操作して ひたすら右に向かい、
道中拾うもの・拾わないものを取捨選択しながら進む。
一番右まで進むと画面が切り替わる。

 

 

それを18エリア分ほど繰り返すと強制的にエンディング。
一度拾ったものは捨てることができるので、
あとでやっぱいらないなと思ったら遠慮なく捨てよう。
漂流している人もいたりするが、そちらも無慈悲に捨てられる。

 

 

落ちているものは芸術作品・犬・人・本・核爆弾など様々──
というほどの数・種類はないが、幅は広い。
広すぎてイカダの上に乗せていいのか迷うほど。
イカダに乗せたあと捨ててしまうかを躊躇ってしまうほど。

 

 

特定の条件を満たすとちょっとしたイベントも発生するが、
かなりブラックな内容。交換に出した科学者がどうなるのかは
君自身の目で確かめてくれ!(※特にセリフも演出もなく消えるだけ)

 

 

こうして一番奥まで進むと画面が暗転して強制終了。
それまでのプレイ結果に応じた結果が出てくる。
文章を見ての通り、大洪水の起きたところで行動した結果、
何が起きたのか、行動してどうなったのかのストーリー性ではなく
ゲームそのものが心理テストのようなもので
リザルト画面が このような結果表示になっている。

 

 

ちなみにQRコードを読み取ると、
steamのこのゲームのストアページが表示される。
何の意味が・・・?

 

 

ただし、文章をよく見てもらうとわかるのだが、
文章送りとかもなく肝心の結果が最後まで単純に表示されていないこともあるので
心理テストの結果としても何か心をひきずるものに終わっている。

 

 

一応それまでのプレイ履歴を眺められるのは
良い点と言えるかな・・・。

 

 

欠点は、翻訳が怪しいので暗号文らしきものの解読が
困難になってしまっている点。

これを解けば良いエンディングや心理テストの結果になるのだろうが、
これをそのまま受け取って読めばいいのか、
何か翻訳を間違えているので一回り迂回するような解釈をすればいいのか・・・。

 

 

そもそも翻訳されていない文章もある。

これは・・・まあ、漢字からギリギリ推測できなくもないかな・・・。
でも暗号の一種だと、どう読み解けばいいのか悩む。

 

 

そもそも自分以外のプレイヤーが居るのか居ないのか、
ゲームが終わりと迎えた際に他の旅行者にメッセージを残す、
というシステムがあるのだが、他のプレイヤーのメッセージを見たことがない。
それよりそのメッセージをどこで見られるのかもわからない。

 

 

早期アクセスゲームなので未完成の可能性は高いが、
どこをどういう改善点として報告していいのか難しい。
心理テストとしての側面があると言われている以上、
翻訳部分は何とかしてくれと伝えることはできるが、
人や犬や核爆弾をポイ捨て出来てしまうのはよしとしても
急にサイケな画面になったりするのは心理テストなのか
心理的に追い込みたいのか非常に困ってしまうラインなので、
開発陣になんて伝えればいいのかわからない。


少なくとも現時点では、色んな意味でオススメできるかどうか
別次元の奇妙なゲーム。心理テストなのでゲーム・・・ゲーム?