小型だけど作りは良し!本格的な運転士体験が楽しめる! 電車でGO!! 専用ハンドルコントローラー for Nintendo Switch
ネットであまりレビューを見かけないので、今更ながら書くことに。
というわけで、今回はニンテンドースイッチ用の
電車でGO!! ワンハンドルコントローラー。値段は14850円。
ニンテンドースイッチのドックに接続して使うタイプで
ハンドルコントローラーのコード先はドックUSB2.0のものだが、
USB変換器を使ってUSBType-Cにし、
スイッチ本体の下部に直接つなげても使えるので
テーブルモード・携帯モード・ニンテンドースイッチライトでも使用可能。
変換器によっては使えないこともあるので、そこだけは注意。
なお、このままプレイステーション4に繋げても使えない。
自分の手元にある変換器をかませても使えなかったが、
もしかすると対応しているものもあるかも・・・?
けど、あまり高望みしないほうがいいかもしれない。
肝心のコントローラーがこんな感じ。
サイズは縦256mm×横147mm×高さ145mmで重さは1kg。
左のハンドル部分が左ジョイコンのスティックに対応していて、
ニンテンドースイッチのコントローラーに該当するボタン類は
右スティックとスティック押し込み以外は全て搭載。
右側に見えるハンドルは触っても動かない完全な装飾品。
サイズが結構小型なので かさばりにくい。
元々そんなに激しく操作するようなコントローラーではないものの、
本体裏には滑り止めのゴムが4隅に貼られており、
ちっとやそっとではコントローラーごと動かないので安定感は高い。
ボタンが小さいのもあって あまりやる人はいないだろうが、
コントローラーが安定して接地できて方向ボタンを左手で押せるので
ムリヤリhitboxのように使うこともできる。が、オススメはしない。
amazonのレビュアーにはこれを使ってテトリス99をプレイし、
テト1を取った人もいた。
何気に便利なところとして、ケーブルをまとめるものと
両面式のマジックテープが採用。コードにくくりつけられ、
そこからテープが伸びている方式なのでテープをなくすこともないし
あとからコードの長さを調整するときも簡単。
専用コントローラーで肝心の操作性はというと、
ノッチ機構を採用しているのでハンドル操作するとカチカチカチ・・・と音が鳴り、
それによって伝わる感触と手応えが心地よく、段階的な制動操作が直感的に行える。
ブレーキも非常ブレーキに入れるときだけ少し強く押さないといけないとか、
加速側に入れた状態で手を離すとレバーが戻るとか、
レバー1本で、なおかつ操作は上下だけだが
これ1つに込められた操作感覚の拘りを少し触っただけでも感じることができる。
もちろんハンドル横にある解除ボタンを押さないと加速側に入らないので、
しっかりとサイドボタンを押しながらハンドルを操作しよう。
ハンドルとボタン以外は普通のコントローラーと同じなので、
画面右下の操作ガイド関連は違和感なくそのまま遊べる。
あえて欠点を言うなら、
ABXYの操作などはボタンまんますぎるので
雰囲気も本格的なものを求めると雰囲気は若干落ちるかな。
コントローラーのサイズも過去に出たハンドルコントローラーと比べると
小型なので、昔のサイズを求めると なんか小さい・・・となるかも。
これに関しては収納がしやすい、小型なので取り回しが良いという
利点もあるので一概にどちらが良いかは言いにくい。
ハンドルコントローラーの箱に書かれていないので見逃しやすいが、
電車でGO!!のゲーム側のオプションを設定しないと
ハンドルコントローラーの挙動が加速・減速、逆になってしまう。
使う時は しっかりオプションで設定しておこう。
約15000円と考えると高いかなーとは思うけど、
電車でGO!!のプレイステーション4版が2020年の12月、
ニンテンドースイッチ版が2021年の3月に出たのに
コントローラーが8月5日発売だったあたり、元々は出す気はなかったんだろうか。
14年ぶりに出るコントローラー、しかも在庫がなくなり次第
販売終了と宣言されているため電車でGOのシリーズファンは注意。
値段を考慮すると誰にでも薦められるものではないが、
ハンドル部分の丁寧な作りによって
本格的な運転士体験を得られるのは間違いない。
最高にゲームが楽しくなる周辺機器だ。
ちょっと寂しい点を最後に挙げると、
電車でGO!!が先に出たプレイステーション4版は
ハンドルコントローラーが出ず、ほっとかれていることだろうか・・・。