ひまつぶし

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SNKファンなら必見!歴史・資料・没資料・インタビュー、どこをとっても見どころ多し! SNK Anniversary Fan Book

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スピードワゴン財団からタイトーアーケードゲーム
手軽に楽しめる・・・はずだが、実際はファミコン版を詰め込んだ
ポケットプレイヤーシリーズのギャラガディグダグ
そしてアーケード筐体の外見をしている
タイニーアーケードのスペースインベーダー

 

 

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タイニーアーケード、実際に見るとかなり小さい。
レバー操作がやや困難だが、収納性は高い。
高いが操作性を犠牲にしているので、
規律のとれた黄金の天秤かは別の話となってくる。

 

 

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そして別の人からamazonのほしいものリスト伝いで
SNKの40周年記念ファンブックが届いた!
ずっと紙の本かkindle、どっちで買おうか迷ってたら
送られてきてしまった。5000円ぐらいするのにありがとうございます。

 

 

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中身はSNKの歴史そのものが詰まっていて、
茶店などに置かれていたブロック崩しゲーム屋与作からゲーム紹介が始まり、
ネオジオランドもきっちりと触れている。
MVS筐体の歴史も駄菓子屋などに置かれていた
小さな屋根つきのものから、ちょっと大きめのゲーセンに置かれていた
大型モニターつきのやつに海外のMVSも紹介されていたり、
MVSシリーズの内部構造が書かれたパンフレットも少し掲載。

 

 

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ネオジオのレンタルサービスやメモリーカードにまで触れているので
SNKの事業について触れていないところがない。
ネオジオポケットやハイパーネオジオ64も当たり前のように入っている。

 

 

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SNKのゲームの歴史もあるが、
点々と当時の情勢を紹介したうえでのコラムも書いてあって
これがまた読みごたえがある。

 

 

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こんな一言でゲバラのゲームを作り始めてよかったのか!?
当時のSNK、フットワークが軽いなんてもんじゃない。
このころのSNKの社長、自らテストプレイしてたとか
これまた軽すぎるフットワークっぷりを思い知る秘話が出てくる。

 

 

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基盤がMVSで遠縁ながらSNKも関係があるということで
権利の都合により画面写真などはないものの
このようなゲームもしっかり触れてくれている。
画像がないことで説明がその分ぎっしり詰まっているので
紹介記事としては不満がない。
他のゲーム紹介もここまできっちりとした紹介文があるわけではないから
ちょっと紹介記事の質が まちまちに感じることはあるが・・・。

 

 

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SNKが開発してなくても他社が出してくれた
SNKハードのゲームも紹介されるとは思わなかった。
クロスライセンス契約についてのコラムもあるので、
そのあたりを少し突っ込んで読みたい人はチェックだ。
SNKの他機種への移植ソフトも紹介されているので、
PS2にあったネオジオオンラインコレクションなどもバッチリ。
自分が好きなKOFマキシマムインパクト2も入ってる!

 

 

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それどころか、なんとガラケーのアプリゲームも
ソーシャルゲームを含めて大部分を抑えている。
ただし、餓狼伝説VSファイターズヒストリーダイナマイトや
サムライスピリッツオンライン朧月伝など触れられるどころか
タイトル一覧に載っていないゲームがあるのも気になる。
武士道列伝は載ってたのに・・・。
ここらへんはもっと根が深い権利関係によるものかな。
サムライスピリッツオンラインは中国のゲームメーカーと
共同開発のものだしね。中国主導だったのか、
ローカライズに難があってキャラのセリフが変なことになってたけど・・・。

 

 

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おまけの小説は良くも悪くもおふざけなので
シリアスなのを求めていると困惑するかも。


けど、SNKの社員十人以上ものインタビュー、
ゲームクリエイターたちのインタビュー、
こうしたお蔵入りとなった資料の公開と、
まさに40周年に相応しい1冊。
SNKフリークなら手に取っていいと思う情報密度!
これからも応援するぞ、SNK!!