琴葉姉妹の没データ散歩が面白い。開発段階の貴重なデータを眺める休日。

何気なく見つけた琴葉姉妹の没データ散歩が面白い。
スーパーマリオ６４、マリオサンシャイン、
ペーパーマリオＲＰＧ、ソニックアドベンチャー２、
バンジョーとカズーイの大冒険など様々な没データを眺められる。

凄いのは没データを流し紹介しているのではなく、
初報ＰＶや初期ＰＶ、Ｅ３トレイラーを参照して
何時頃に出てきた要素か、何時頃にカットされた要素かも触れているところ。

ソニックアドベンチャー２に至ってはソニックの履いていたシューズが
実在の会社が作っているもので、レールなどを滑るための
グラインドシューズだと触れているところ。

ゲーム内にもシューズメーカーの看板広告があるので
メーカーロゴだけは見覚えのある人は居るかもしれないが、
まさかソニックが履いているシューズにまで及んでいたとは･･･。

ソニックアドベンチャー２バトルでは
まさかの２キャラ追加予定だったが、
かなりの特殊仕様らしくて実際に使ってみたかった。

しかもソニックアドベンチャー２では
オンラインランキング搭載予定だったとは、先見性ありすぎる･･･。
アカウント習得の手間が必要だったとはいえ、
他のプレイヤーとメッセージのやりとり機能もあったとか驚きだ。

デバッグモードのメニュー画面にゲームタイトルロゴだけじゃなく、
「いつもよりたくさんだしてます」「行楽のお供に」
とか、くだらないメッセージが付いているのも見てて面白い。
デモプレイ録画モードもあるらしく、興味深すぎる。

デバッグステージに存在するミッションも
「バグを１００個見つけろ！」 「取り忘れたバグを探し出せ！」
「バグ ゼロ個を目指せ！」とか製作者の頭を抱えるような環境が伺える。

ナックルズのテストステージに入ってるメッセージも
「このメッセージはテストナリよ。」
「このマッサージはベストナリよ。」
とか、なんでコロスケみたいなセリフを入れてテストしてるんだよ！？
セガの開発者は身内にもウケを狙わないと気がすまないのか！！

ストーリー面でもカットされた大統領と秘書のセリフがあるが、
秘書のセリフが格好よくて何故カットしたのかと言いたくなる。
実際のストーリーだと大統領、頭を抱えたり情けないセリフで終わってたからね。
ステージ開始時の独り言やファイナルハザード戦にも没セリフがあって面白い。
大統領と秘書の下りは没セリフではあるが、後々アニメで拾われている。

クラッシュ・バンディクー１は開発秘話から話に入り、
１９９６年のＥ３公開映像と開発中の流出ＲＯＭにも触れている。
海外版だとパスワードがあったとか知らなかった･･･。
フルーツが りんご以外にパイナップルなどもあったようだけど、
不気味は陰陽玉みたいなものも没データに。実際には無くてよかった･･･。

未使用オープニングとエンディングにアニメを使っていたのは衝撃的。
一昔前のカートゥーンテイストな内容で
何故没にしたのかと言いたくなる面白い内容。必見！
エンディングの方は あっさりしすぎだと思うが･･･！

ソニックエクストリームという１９９６年のＥ３で発表された
３Ｄソニックだけど実際には発売されなかったソフトの紹介もある。
没データ散歩ならぬ、没ゲーム散歩！

メガドライブのソニック製作チームが２つに分かれていたところや、
スーパー３２Ｘ用にテストとして作っていた話から入るマニアックさ。
色々あって残り８カ月でチームは開発ツールから作らなきゃいけなかったとか
絶望的すぎる状況についても語っているぞ！！

一方で、開発者が本当に死にかけながら作っても没になったってゲーム、
世の中には文字通り山のようにあるんだろうな･･･。

色々と動画の内容を言ってしまっているように見えるが、
ここで言っている分は本当に氷山の一角にすぎない情報量。

基本的に英語などで書かれているのを画像・映像つきで
わかりやすく没データ・没ゲームを紹介してくれている貴重な紹介動画、
何気なく眺めているだけでも楽しいぞ！
ゲーマーとしては、やっぱり没になったデータに興味をそそられてしまう。

他にもＲＴＡ（主にスーパーモンキーボール２）や
レトロゲームに関する動画もアップしているので、
そちらも時間が出来次第チェックしてみよう。