君は生きのびることができるか!? テム・レイのお叱り教育も付いてくる!アムロ視点で一年戦争を追体験!機動戦士ガンダムVol.1 SIDE7
意外と『ワンダースワン』で検索して
このブログへ辿り着く人がいたので、
ワンダースワンのゲームを1本紹介記事を書いておく。
今回紹介するのは『機動戦士ガンダムVol.1 SIDE7』。
名前の通りガンダムゲームだが、最初の機動戦士ガンダム、
いわゆるファーストガンダムのみに絞ったゲーム。
ジャンルはアムロ視点で原作を追体験していくアドベンチャーゲーム。
アクションとシミュレーションが多い
ガンダムゲームの中では かなり異色の存在。
美麗で非常に豊富な1枚絵が多数収録。アングルはアニメに近いが、
画風は今風・・・ではなく当時風に描き下ろされている。
本当に ちょっと読み進めるたびに1枚絵が変わるので臨場感はある。
もちろんガンダムゲームなので戦闘パートも存在。
アムロ視点なのでコックピットを眺めるようなもの──
ではなく、レーダーに映っているような光点を操作し、
敵との距離によって近距離武器と遠距離武器を使い分ける方式。
だが、コマンド選択式ではなくリアルタイムなので慣れないうちは大変。
ガンガン攻めていけばOKと思われそうだが、
武器には全て消費エネルギーが設定されていて
待っていると回復していくので押し引きの駆け引きは一応ある。
エネルギーの自然回復は、攻撃していない間に
機体の冷却がされていくので その間に回復していく。
戦闘アニメーションは1枚絵が少し上下に揺れたり
ちょっと動いたりする程度だが、絵の枚数そのものでカバーしている。
『テレビアニメよりモビルスーツのディテールが細かく』
が、ウリとして宣伝されていただけあって1枚絵は本当に素晴らしい。
ちなみにチュートリアルだとテム・レイにカメラ目線で武器の使い方で叱られる。
今、アムロはマニュアル片手に頑張ってるんだから
ちょっとぐらいは多めに見てくれ!!
ガンダムゲームは非常にたくさん存在するが、
テム・レイに叱られながらチュートリアルを受けるのは恐らく今作ぐらいだろう。
Gジェネレーションでは飛ばされがちな
ホワイトベース面々との会話や戦闘時のアムロの心境が
細かく描かれているのは今作の大きな特徴だと思う。
戦争に駆り出される困惑とホワイトベースのみんなを守るという思いで
戦士へと成長していく過程が じっくりと見られる。
欠点を言うなら、戦闘パートがあまり面白くないのと
vol.1はテレビアニメで言う『第12話 ジオンの脅威』までなので
戦う相手がどうしてもザクばかりとなって単調なこと。
本当ならvol.2と3を合わせて紹介すべきだと思われそうだが、
その2本は洪水で流れてしまったので手元には無い。
そんなわけで、『ワンダースワン』で検索してきた人!
自分の手元に残っているワンダースワンソフトが少ないため、
あまりワンダースワンの紹介は期待しないように・・・!