鋼鉄のカウボーイとなって、仲間と共に戦場を駆け巡れ!チームバトル戦車ゲーム!ワールドオブタンクス
今回紹介するのはワールドオブタンクス。
PC、プレイステーション4、xbox 360、xbox oneで
配信されている基本無料の最大15対15の対戦ゲーム。
スマホでも遊べるが、そちらは最大7対7。
ちなみにプレイヤー人口は世界的に非常に多く、
単一サーバーに対する同時接続プレイヤー数最多のギネス記録を保持しているほど。
オンラインの有料会員になっていなくても遊べるが、
その場合xbox 360版はオンラインプレイ可能だがソフトが
期間限定つきの体験版、後に有料ソフトとなり、
プレイステーション4版は有料会員だと特典が付与される形になっている。
元々は日本でのサービスは予定していなかったが、
日本からの利用者が多いことから音声付きで日本語に対応。
先人の方たちには頭があがらない。本当にありがとう。
そしてガールズ&パンツァー劇場版ともコラボで、
公式サイトにハウツー漫画が掲載されたり
ゲーム内で あんこうチームの使っていた戦車が登場している。
オンラインの対戦ゲームなので、メインは対戦となる。
が、1人用のモードもアップデートで追加されたし、トレーニングモードも搭載。
最大4人で1小隊組んで戦う小隊モードもある。
プレイステーション4版ならパーティでマルチプレイヤーモードに入れば
フレンドと同じチームで戦える。
ルールは簡単。相手の戦車を全滅させるか
スタート地点(基地)に一定時間入り続けて占領すること。
なお、戦車の強さは重戦車・中戦車・軽戦車と種類がある上に
作られた時代が後であればあるほど強いので
戦車はTierと呼ばれるレベルで区分されていて
同じぐらいのTier、同じ車両の種類で集まるようにマッチングされる。
戦車の種類によって役割は当然異なり、軽戦車は足が速く、偵察に向いている。
偵察は非常に大事で、このゲームは基本的に敵が見えない。
戦車に乗っているメンバーが視認して初めてマップに移る仕組みとなっている。
だが、近くに味方が居ることで「敵はあそこにいるぞ!」と自動的に連絡されるので、
そうした意味でも索敵は非常に大事。
装甲が薄く、狙われたら あっさり撃破されてしまう。
だからこそ敵に見つからないよう、時には機動性を活かし、
敵の位置を味方へと教え続けるGPS役となるのだ。
劇場版ガールズ&パンツァーでドゥーチェがやっていたことが、まさに最適解。
砲撃と偵察を兼ねるかわりに どちらも半端な器用貧乏を
如何に武器として立ち回れるかが重要な中戦車。
足が酷く遅いが正面からの撃ち合いは文句無しに強い重戦車。
砲塔が基本的に動かせないので正面しか狙えず、
回り込まれたら撃破を覚悟しなければならないが
足は速めで、火力も非常に高い駆逐戦車。
ほとんどの戦車を一撃のもとに沈めることが出来るが、
味方の偵察によるマップ投影の援護なしには まともに当てられない自走砲と、
どれも一長一短だが重要な役割を担っている。
そのため、早々に軽戦車がやられたら目を潰されることに等しいし、
単独で突っ込んで撃破される重戦車は片腕を失うことに等しい。
きちんとチームプレイを意識することが大事。
戦車のことを良く知らない人がいるかもしれないが、
戦車は側面や後ろが非常に脆い。正面が硬いのは間違いないが、
斜めに向けることで衝突の角度が浅くなってダメージが低くなる。
中戦車や重戦車ならダメージが低いどころか完全に弾いて無傷で済むことも。
キャタピラ部分の履帯は いくら攻撃しても一定時間 足が止まるだけなので
撃破するには届かない。が、足を止めることで側面や後方に回り込む優位性は取れる。
こうした位置取りが本当に大事なので、より偵察の有用性が浮き彫りとなる。
自分が狙われているから、その間に味方に攻撃してほしい!
という時は敵に照準(レティクル)を合わせて
タグ付けをして味方に砲撃を要請できる。
簡易的な定型文チャットも搭載されているので、意思疎通は十分に可能。
たまに日本語が怪しいところもある。
見つかるとマップに投影されるが、
一定時間 経過すれば見失うので逃げることも大事だし、
草むらや倒した木の葉っぱ部分に紛れることで見つかりにくくなるので
隠密行動も大事。味方が引っ張ってきた敵を自分が横から撃って撃破したり、
自分が囮となって敵を誘きだすことも大事だ!
だが、勝利条件を思い出してほしい。
敵の全滅以外に基地を奪うことも条件の1つ。
相手が ガンガン攻めている時に敵の基地に入りこみ、
奪ってしまえば戦車の数が少なかったりしても逆転できるのだ。
基地を奪う時間は入っている戦車の数が多いほど短くなる。
一方、基地の範囲から出たらカウントが初期値に一瞬で戻されてしまうので、
基地の範囲から出られないこともあり、
基地防衛に戻ってきた敵からは一方的に狙われてしまう。
このリスクとリターンを支払うのに見合う価値が
いつ生まれるのかを見極める必要もある。
相手が重戦車しかいない、こっちは中戦車と軽戦車、
まともに戦っても苦戦は必死。だが相手は足が遅いので
基地さえ奪っちゃえばいいやってことになる。
グラフィックのレベルも高く、様々な天候があるのは当然だが
戦車に泥や雪がつき、時間の経過で積もる雪が増えたり
戦車の表面を伝う雨水が増えていったり、
地形に沿ってキャタピラの変化も反映されていくし、
キャタピラに まとわりつく泥も増えたりと非常に細かい。
今でもアップデートが続いているため、
ゲーム内容と一緒にグラフィック面でも進化し続けている。
クランと呼ばれるプレイヤー同士のコミュニティシステムがあるのだが、
そういったものを使って常時小隊を組んでボイスチャットしている面々が相手だと
さすがにリアルタイムで やりとりできる情報量の多さから苦戦を強いられる。
Tierも同じぐらいで組まれるとは言ったが、
あくまでも同じ『ぐらい』だし、Tierだけ見てマッチングされることが多いので
片方のチームが同Tierでも重戦車が多かったりすることがある。
火力も装甲も高い重戦車が一両多いだけで大変なので、
なんとか同Tier、同種類の戦車でマッチングしてほしい。
課金要素は特殊弾と戦車があるが、
弾は無料プレイで手に入るゲーム内マネーでも買えるものの、
戦車は3000円以上払って買う必要がある。
元々課金戦車は強くはあるが他の戦車のほうが強いというスタンスだったのに
様々なアップデートで普通の戦車が弱くなることはあっても
課金戦車は弱体化されることが全然ないため、相対的に強化されている。
ここまで多少省きはしたが説明した通り、チームでの行動が重要なゲーム。
だが、それを説明するようなものがゲーム内になく、操作説明ぐらい。
1人用モードで ある程度は学べるようになっているが、
対人戦を考えると全然足りない。いわゆるセオリーが多いゲームなのだが
戦車の役割を考えた上で味方全員が それを理解していないとグダグダになることも。
まとめると、チームが一体化して勝利を掴んだ時は最高に熱く楽しいが
全然一体化できていないと悲惨なことになってしまうことが多いゲーム。
面白いゲームではあるのだが、味方のやりたいこと、
自分に何を求められているかを考慮しなければならないため、
どうしても敷居が高く、マッチングの微妙に荒いところも台無しにしている点もある。
戦車好きなら手を出していいと思われるが、
ただ無料だからやってみるかと手を出すには痛い思いをするかも。