コナミの1980年代アーケードゲームが資料と共に詰め合わせ!アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション
今回はアーケードクラシックス アニバーサリーコレクションを紹介。
ニンテンドースイッチ、プレイステーション4、
XboxOneでも発売されているが、steamでも配信されている。
値段は どれも3000円。
簡単に言えば1980年代のコナミのアーケードゲームを
ひとまとめにしたコレクションソフト。
移植には実績のあるハムスターが関わっているので、
公式サイトの下の方に『Powered by アーケードアーカイブス』の文字がある。
収録タイトルは
スクランブル(1981年)
グラディウス (1985年)
ツインビー(1985年)
A-JAX(1987年)
沙羅曼蛇(1986年)
悪魔城ドラキュラ(1988年)
サンダークロス(1988年)
グラディウス2 GOFERの野望(1988年)
の8本。
悪魔城ドラキュラはファミコンディスクシステム版が
1986年に出ているので、このアーケード版が元祖ではない。
ただし移植機会には恵まれず、このアニバーサリーコレクションを除けば
2006年に発売されたオレたちゲーセン族ぐらい。
知り合いがゲーセン族版を持っていたので遊ばせてもらったが、
移植度自体は特筆するほど悪い点は見当たらなかった。
ステージ2で音が小さくなることがあったかな。
ハムスターが関わっているだけあってオプション面は充実。
筺体設定や画面サイズや壁紙にボタン押しっぱなしによる連打に
同時押しも1ボタンで出来たりと行き届いている。
ゲームに出てくるアイテムなどは
プレイ中に右スティックでゲームガイドとして閲覧ができる。
7タイトル以外にボーナスブックも搭載。
当時の開発資料や開発者のインタビューなどが詰まっている。
ゲームの概要も書かれているのでチェックして損は無し。
ゲームの概要を開発者に伝えるコンセプトアートや
システムの内容を わかりやすく漫画にしたものも収録。
セリフの ゆるさがニャロメロン先生の漫画っぽい。
全部のゲームがあるわけではないが、
グラディウスは初期案のものが書かれた企画も!
インタビューを見るとアーケード版はレーザーの描写に悪戦苦闘したが、
拘りを持ったスタッフのおかげで実現したとあった!
ファミコン版で再現しきれていなかったから、
相当大変だったんだろうな・・・。
グラディウスのキャッチコピーは
『宇宙ガ、マルゴト、ヤッテクル』だが、
その前の候補キャッチコピーまで載っている。
どれも格好いいが、一番驚くべきことは
こんなメモ用紙が残っていたことではないだろうか。
沙羅曼蛇はインストカードのラフ絵があるぞ!
収録されている7本のゲームの主な曲は
手書きの楽譜資料も入っている豪華さ!
資料は拡大は出来るものの、それでも見づらいものが多い。
・・・が、この前 本体アップデートで追加されたズーム機能のおかげで
多少画質は落ちても読める程度には見られる!
このためにズーム機能が追加された可能性が・・・?
収録されているゲームは どれも手ごわく、
万人向けではないコレクションソフトではあるが
今遊んでも楽しく手触りの良いものばかり。
あまり移植されていない貴重なゲームが多いので、
資料も含めて そこに価値を感じる人なら間違いなく買い。