エレベーターを使った攻撃・防御・エイムが熱い!アドリブ性が高い名作!エレベーターアクション
アーケードアーカイブスのエレベーターアクションを紹介。
このシリーズは実質やったことがなかったので
興味半分でダウンロードしたら買った当日に
2週目までやるほど夢中になってしまった。
ルールは簡単。プレイヤーはスパイとなって単身ビルへ潜入。
全ての機密書類を手に入れて脱出するのだ。
潜入の仕方が こそこそしているようでダイナミック。
アクションはジャンプと銃による射撃の2つとシンプル。
銃弾の弾数といった概念は無く撃ち放題。
ジャンプ中にキックも行っている設定なので相手に当たると倒せる。
機密書類は赤いドアに行けば手に入るのだが、
全ての赤いドアに入って1階まで辿り着かなければいけない。
取り忘れて1階まで行くと、その入り忘れた赤いドアまで戻されてしまう。
何が何でも取りに行こう。
だが、簡単に取らせてくれるほど甘くはない。
主な移動手段は上下にしか動かせないエレベーター、
敵はエレベーターを挟んで左右にあるドアから出てきて銃撃を仕掛けてくる。
階層移動にエスカレーターがあるところもあるが、
基本的には このエレベーターを如何に乗りこなすかが大事。
エレベーター半分ぐらいの高さから飛び降りると死ぬので気を付けよう。
「エレベーターなんて上下に動くだけで乗りこなしも何もないじゃん」
などと思われそうだが、敵もプレイヤーも射撃は上下にエイム出来ない。
そのため、エレベーターの高度調整で照明を攻撃して落とすことで
敵は こちらへ射線を通せず、こちらは照明を落とすことで
それを敵の頭にぶつけて倒すことも出来るのだ。
敵は黒服なので照明が落ちて暗くなると見づらくなるし、
敵が湧いてくるドアも見えなくなるので、より警戒しなければいけないが
停電状態の中で敵を倒すと普通に倒すよりスコアが増えるボーナスも存在。
エレベーターは破壊されることは絶対ないので、
上下に ちょろちょろっと動かして牽制し、敵が射撃したのを見計らい、
一気に下降して敵を撃ちながら離脱、なんてことも。
もちろん、エレベーターには他にも使い道がある。
それはエレベーターの上や下に居る敵を圧し潰すというものだ。
このゲームのエレベーターは最上階から1階まで直通は無い。
複数のエレベーターを乗り継いで降りていくのだが、
当然敵も追ってくる。下で待ち伏せることもある。
そんな敵を先ほどのように ちょっとずつ動かして射撃を見計らって
一気に突入もいいが、エレベーターの真下や真上に居たら
そのまま潰して消滅させてしまえばいいのだ。
当たり前だが、敵が乗ってるエレベーターに
自分が潰されることもあるので注意! 上下に気を付けていこう!
点在するエスカレーターも何気に重要。
1階分しか移動できないし、速度もエレベーター以下。
ただし、エスカレーターに乗った瞬間から無敵となり、
さらにエスカレーターで敵と すれ違える。
この仕様を利用すればスクリーンショットのように
敵の銃弾から逃げつつ下から来る敵をスルーして逃げられる。
この後、上から追って来たら銃を連射して待ち伏せればいい。
敵に逃げ道を塞がれてしまう前に早く敵を倒すかがポイント。
上下するエレベーターは武器としても使えるが、
こういうエレベーターを利用するか細い足場をジャンプで飛び越えるかで
突破しないといけない場面がステージ終盤に存在するので、
乗り継ぐにせよジャンプするにせよエレベーターそのものの動きによっては
なかなかエレベーターが来なくて敵に追われたり、
ワイヤー部分は通り抜けられないのでジャンプの進路を塞がれる要因にも繋がる。
ステージが始まって4分ぐらいすると永久パターン防止として
敵が強化されるのでモタモタしていられない。
ジャンプ状態で敵に接触すれば敵を倒せるが、
普通に考えれば銃撃で済ませればいいと思うだろう。
だが、撃った直後は僅かに硬直するし、
割と楽に銃弾を飛び越えられるので回避と近接攻撃を兼ねる重要な手段。
銃は有効だが接近状態だと格闘術が得意とか、まるでCQCだ。
ステージ4つクリアで1周してしまうので
順調に進めば1周30分も掛からないほどのボリュームだし
やることは単純だが、エレベーターとエスカレーター、
そして照明。この3つのギミックと敵の存在がが絡み合うことで
次から次へと行動の選択を迫られる感覚はアドリブ性が強いが、
ちゃんと画面を見渡して行動すれば突破できるので理不尽さは薄い。
まさに古典的 名作アクションゲームだ。
今でも通じる、熱い駆け引きの面白さがあるぞ!